愚者に執着心の復讐 拾弍 ミーア ページ36
Aside
…消えろ…！
忘れろ……！！
もう…！
｢…哀れね…でも良かったじゃない､半端者じゃなくなってさ…｣
『…黙って｡』
話しかけてきたのは前王のミーア｡
……この女の人が残した力を私が受け継いだ｡
ちなみに私しか見えていない｡
『…貴方が残した力､最悪よ｡』
｢そうね…でも私もこの力に縛られてたわ｡｣
その力とは､一定以上の温度になると溶けてしまうということだ｡
精霊の体になった以上､この世に姿を表すためには何かしら器が必要だ｡
器に魂を置き､本体は違うところで過ごす等の方法もあるが私にその力はない｡
…つまり､自分で氷の身体を作り､それを器代わりにする｡
だから一定以上の温度になると溶ける｡
『…ミーア､私がここにいれば皆救ってくれるのね?』
ﾐｰｱ｢えぇ､海上レストランにも海軍本部にも手は出さないわ｡｣
『…なら､良かった｡』
……私の事なんていいから､早く旅を続けて…
……ここで生涯暮らしていくからさ…人間界の事も筒抜けだから…
ルフィ､貴方が海賊王になったその日､私はあの船に戻ろうと思う｡
その日はいつか来る｡
……だって､オヤジさんがそう言ったから｡
『…っ……オヤジ…私はどうすればいい…？』
……大丈夫…私がここにいるだけで｡
ここにいればか丸く収まる｡
大丈夫…
ルフィなら､やってくれる……
『……楽しかったなぁ…』
愚者に執着心の復讐 拾参 制止→←愚者に執着心の復讐 拾壱 回想
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優乃(プロフ) - 最初からここまでノンストップで何日も見続けてました。主人公の設定が細かく丁寧だったのですごくこの小説に引きずり込まれました！！この世界観大好きです。素敵でした(^^) (2018年8月26日 2時) (
レス) id: c47f53a310 (このIDを非表示/違反報告)
餅月(プロフ) - 、さん» 申し訳ございません｡完全に忘れていました｡ (2018年1月17日 1時) (レス) id: 0c8d2fb0e5 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 続編ならオリフラお分かりでしょう？ルールですのでお外し下さい (2018年1月16日 23時) (レス) id: 2b6e4d8a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：餅月 | 作成日時：2018年1月16日 21時
