5話 ページ6
泉「はい、お疲れ〜」
皆の練習が終わった。
僕はただ見てることしかできなかった
正確には、誰も僕を頼らなかった
僕も一応、プロデューサーだ。
一人一人の良いところ・悪いところはメモしている。
喋ろうと思ったら、皆で話し合っていい具合に練習している。
(皆、帰ったか)
皆が帰ったあとは忘れ物がないかチェックしたりしている。
ーーーーー ーー ー
「お疲れ様です…」
やっと帰れるが、家が天国とは限らない
まぁ、でも今日は早く寝よ…。
泉「ねぇ、ちょっと」
「……。」
なんでここに瀬名さんがいるんだろ
待ち合わせている人がいるのか
泉「ねぇってば！」
「…っ！」
横を通ろうとしたら、腕を掴まれた
強く掴まれて、すごく痛かった
「あ、ごめんなさい…」
泉「はぁ...ちょっと話したいことあるんだけどいい？」
深くため息をついた瀬名さんにビクッとしてしまう
僕は今日、瀬名さんと話をしていない
今初めて話をしただけだ。
何かの問題を無意識のうちにやったのか？
「わ、分かりました」
ーーーーー ーー ー
泉「早速だけどさ、あんたってプロデュースする気あるのー？」
「えっ...」
泉「あるの？ないの？」
「あ、あります。」
その時の僕の声は震えていた気がする
プロデュースする気がないならここにはいない
泉「ふぅーん、あるんだねぇ」
疑うような眼差しで僕の方を見た
この眼差しが好きではない
何かを見透かしているようなこの眼差しが。
「何か迷惑なことがあれば言ってください...なんでもしますから」
泉「ふぅーん...今はいいや」
「へ...？」
なんか言われると思って強張っていたが
そうではなかった
泉「それじゃぁ、俺は先帰るからー」
「....。」
瀬名さんは本当に不思議な人だ
泉「なんでもする、ねぇ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
∞弓鶴∞(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます！こちらこそありがたいです...自分もたまに胸が痛みます( ;∀;) (2017年4月1日 22時) (
レス) id: 1d5759fe05 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 見てると少し苦しくなってきて気づいたら涙が出てました。素晴らしい作品だと思います。続編楽しみにしてますね！ (2017年4月1日 19時) (レス) id: 05b6114aca (このIDを非表示/違反報告)
∞弓鶴∞(プロフ) - みかさん» 二回もコメントありがとうございます( ;∀;) (2017年3月25日 13時) (レス) id: 1d5759fe05 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 本当に何度も見に来てしまいます。更新頑張ってください^_^ (2017年3月24日 23時) (レス) id: 4db4bb3e06 (このIDを非表示/違反報告)
∞弓鶴∞(プロフ) - 神崎ユエさん» コメントありがとうございます。今の段階では何とも言えません... (2017年3月24日 20時) (レス) id: 1d5759fe05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：∞弓鶴∞ x他1人 | 作成日時：2017年3月21日 13時
