ふわふわ。 (ページ1)

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in side.

｢おはようー｣
と普段通りの声で教室に入ってきたありおか先生。

〈先生おはよー。〉
〈今日も可愛いね～〉
高校生って、先生とやたら近いよな。

童顔で、誰かがボケたらツッコむし連絡事項はしっかり言うし(割と大事だよね？)でも生徒の真剣な話はちゃんと聞くし、だめなことはちゃんと言うし。

そんな先生は、みんなからの口説き？を華麗に無視して
｢号令～｣
と声をあげた。

無視されるのは毎度のことだから先生の周りにいたクラスメイトはにこにこしながら自分の席についた。

｢今日は2時間目に学年集会あるから1時間目終わったらさっさと体育館ね。｣

〈え～だるい～〉

｢文句言わないの。ていうかお前ら集まんの毎回遅すぎなんだよ！｣
怒ったような感じで言ってるけど、可愛すぎね？

みんなも同じこと思ったのか、笑いが起きた。

｢他のクラスとっくに集まってんのにさ？うちのクラス超遅いの！｣

〈先生さ、待ってる時ちょっと気まずい？来た時どう思ってんの？〉

｢え？あーや、"やっと来たわ～"みたいな。他の担任の先生にも申し訳ないし！今日こそ早く来いよ！！｣

他のクラスはとっくにHRが終わってるんだろう、このクラスに用事のある人がドアの外で待ってる。

再び号令がかかって、HRが終了。
とともにドアが開けられ他のクラスの子が入ってくる。

｢今日の日番は？昨日最後まで行ったか。じゃあ伊野尾、よろしく。｣

1人で喋って1人で解決した先生が日番日誌を持って俺のとこに来た。

『はーい。』
とだるそうに日誌を受け取り、先生が教室から出ていくのを見て、寝た。