本当の私は一体どちらに [ゲゲゲの鬼太郎]

第二十六話 ページ27

A「これは...?」

鬼太郎「これがあれば今のAは妖力も少しあるし多少の攻撃は守ってくれるはずだから。一応ね。鈴はお守り。」

ふわっと微笑んで鬼太郎さんは私の手を握った
ほんと...か、かっこいい...よなぁ...

鬼太郎「ペンダントもむやみに触れたら何が起こるかわからない。１回しか守ることはできないけど無いよりはマシだろう」

鬼太郎さん...本気で私の事...心配してくれてるんだ
そう...だよね...妖気をもってる今の私は...
人間とは少しズレた存在になったようなものなんだ...ちょっとは警戒しないと...

A「ありがとうございます...!」

猫娘「...なるほど？推せるわね(ﾎﾞｿｯ」

目玉おやじ「じゃろ？(ﾎﾞｿｯ」





夕方＿＿＿＿

まな「鬼太郎！猫姉さん！Aさん！」

まなちゃんが手を振りながらこちらへ走ってくる
私と猫娘さんは手を振り返し微笑む
まなちゃん相変わらず可愛いなぁ...

鬼太郎「猫姉さん？」

鬼太郎さんが不思議そうにそういうと猫娘さんは顔を赤くしてまなちゃんに手を振るのをやめた

猫娘「まなが勝手にそう呼んでるの、気にしないで...!」

これがツンデレというやつですよねわかりますよ可愛いです

目玉おやじ「なるほどのぉ10人以上の子供が行方不明になったと...」

まな「はい...」

A「これって実際にはただの噂ではないんですか？」

まな「掲示板とか友達とかにきいてちゃんと集めたんですよ...!」

目玉おやじ「のぉまなちゃん？そもそもどうしてこんな噂を集めようと思ったのかね？」

まな「私も、目に見えないものは信じてなかった。でも、鬼太郎や猫姉さんに会って、そういう世界もあるんだなって思って...だから、鬼太郎達のお手伝いができたらなって」

まなちゃん...

鬼太郎「...分かった。気持ちは有難く受け取っておくよ...でも、もうやめた方がいい」

鬼太郎さんがそう言えば、まなちゃんは驚いたような顔をした

まな「え？どうして！？折角こうやって友達になれたし、役に立ちたいの...!」

鬼太郎「...妖怪と人間は、友達にはなれないよ」

第二十七話→←第二十五話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す