第二十四話 ページ25
すると見上げ入道は苦しみながら消えていった
A「消えた...」
目玉おやじ「見上げ入道はな、人間に見上げ入道見越したりと言われると妖力を失うんじゃ」
鬼太郎「そうだったんですか...」
目玉おやじ「二人ともお疲れ様じゃったな」
A「はぁ...」
行方不明になっていた人たちが戻り、まなちゃんは蒼馬君や大翔君が戻ってきて嬉しそうな顔をした
目玉おやじ「なかなか手強い相手じゃった」
鬼太郎「そうですね...」
猫娘「あんな奴に苦労するなんて...鬼太郎もまだまだね」
まな「でも猫姉さん超カッコよかった!」
A「とても素敵でした!!!」
私とまなちゃんは猫娘さんに抱きつく
猫娘「猫..姉さん..そ、そうかな?」
照れたようにそう言う猫娘さん
A「えへへ...」
鬼太郎「...」
まなちゃんと猫娘さんと別れた後横丁にかえろうと鬼太郎さんと夜道を歩いていた時、鬼太郎さんが突然立ち止まった
A「...?鬼太郎さ...」
突然止まった鬼太郎さんに声をかけようと名前を呼ぶと鬼太郎さんは突然こっちを向いて私の手を掴み自分に引き寄せた
A「へ...」
目の前には鬼太郎さんがすぐ近くにいて...つまり抱き寄せられてるような形になっていた
え
鬼太郎「...」
A「き、きき、きた、鬼太郎しゃん!?!?」
真っ赤になった顔で焦った勢いで上手く喋れなくて思わずかんでしまった。いや何これ。なんで私...鬼太郎さん..!?
鬼太郎「...た...」
A「え...?」
鬼太郎「よかった...」
鬼太郎さんは下を向いていた顔を上げて私の目をみる
A「あ...」
顔が熱くなるのがわかった
鬼太郎「...守るとかいったのに結局危ない目にあわせてしまった...苦戦して...猫娘やAやまなが危なかったってのに...結局ペンダントのこともわからないし...」
鬼太郎さんは悲しそうな目をしていた
鬼太郎さん...震えてる...?
A「そ、そんな...!鬼太郎さんは助けてくれたじゃないですか!!大丈夫ですよ!怪我してないですし!」
そう言うと鬼太郎さんは私から離れた
A「鬼太郎さん...?」
鬼太郎「...何があっても絶対守るから...」
顔を上げて私の目を見て優しく微笑んだ
頼もしく、少し幼いその瞳にまた胸が高鳴った
顔が赤くなった私を見て少し意地悪な笑みに変わり私の手を握り森に入る鬼太郎
鬼太郎「...帰ろうか。A」
A「は、はい...」
目玉おやじ(鬼太郎もやるのぉ)
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ミア - こういうお話凄い好きです‼️早く続き見たいです‼️🙇🏻♀️⸒⸒ (1月14日 23時) (レス) @page33 id: b246d6e6eb (このIDを非表示/違反報告)
kokoチャン(プロフ) - 凄く面白いです!続き気になります!更新、楽しみにしてますね! (2022年8月5日 20時) (レス) id: 7ce03a7ad8 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみにしています! (2022年5月23日 16時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
ななか - 更新楽しみにしてます (2022年2月12日 15時) (レス) id: ffd4f837c8 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 初めまして。この作品とても私の好みです!続き楽しみにしています! (2020年3月10日 0時) (レス) id: 92e66fbdf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:motimofu325 | 作成日時:2018年10月29日 16時