８粒目 ページ9
花巻side
昼休み、昼はいつもバレー部で食べているのだが，今日は及川と岩泉が委員会やら先生への用事があるらしく、俺、松川、瀬峯坂の3人だ。
そして今日、いつも手作り弁当の瀬峯坂は弁当を忘れたらしい。3人仲良く購買でパンを買うことにした。
「花，松！チョココロネ！無かったらなんでもいいから！健闘を祈るよ！」
いつもよりわりかしテンション高めな瀬峯坂が俺たちに向かってビシッ！と勢いよく敬礼してる。
周りの奴らから
「瀬峯坂さんってそういうことするんだ…」
なんて言われてら
「はいはい，わかったわかった，買ってきてやるから潰されんなよー」
そう，彼女の身長は１５４�僂箸い�高3にしては小さめで，購買の混雑に埋もれてしまってなにも買えなかったなんてことがあるのだ。
あ，ちなみにお金は貰っている
「花、ほいチョココロネ〜，俺は俺の買ってくんべ」
「おー、さんきゅー」
ま，そんなこんなで無事チョココロネと俺のメロンパンは買えた。
松川も何か買えたようだ
「瀬峯坂〜ほれ、チョココロネ」
「おー！さっすが高身長!今日のドリンクは2人に最初に渡してしんぜよう！…あ、自販機いってくる」
飛び跳ねて喜んだり、ドヤ顔で指差してきたり…忙しい彼女。きっと今日はテンションが高いんだな
松川と先に中庭へ行って食べ始めていると、さっきとは変わりシュンとしている瀬峯坂が現れた
「おーおーどしたどした」
「いちごミルクなかったとか？」
「うん…売り切れてた〜Aちゃんショック…」
相当ショックだったのかいつもと一人称が違う…いや，関係ないか。
「ってかなんでいつもいちごミルク？」
「甘いからじゃねーの？」
「あー，もちろん甘くて美味しいからってのもあるよ」
「え，じゃあ他にもあんの？」
「うーんとね，○魂って漫画の白いわんちゃんがね，いちごミルクで強くなるから，中学の時に私もスパイク強くなりたいな〜って思って！それからずっと！」
楽しそうに身振り手振りを加えて説明する彼女。
銀○の、白い犬…あー，あれか
「あれは、犬の話だろ？だってあれの主人公の強さはいちごミルクからきてるわけじゃないだろうしな〜」
「で、スパイク強くなった？」
「ならなかったよ〜、あ，でも飲み始めて一年くらいした時にサーブレシーブ上手くなった！」
「それは努力じゃなくていちごミルクのおかげ？」
「うん！」
「そこは努力の方がいいのでは？」
昼は終わったが
相変わらずうちのマネはよく分からない
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もちうさ(プロフ) - 夜空さん» わ、わ！ありがとうございます！そう言ってもらえて何よりです！毎日更新頑張ります！！ (2021年3月24日 23時) (
レス) id: 5a5f765024 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - いつも楽しみく読ませてもらってます更新楽しみにしてます頑張ってください (2021年3月24日 19時) (レス) id: 51f6c9b5da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちうさ | 作成日時：2021年2月27日 16時
