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角名side
「角名、おい、角名」
あ…
侑の声に我にかえる…というか回想から戻ってくる
「なんやねんボーッとして、お前だけやぞ着替え終わってへんの」
侑達の方を見れば確かにみんな着替え終わっていた
〜〜〜
教室に入れば女子がAの元に集まっていた
付き合ったのがもうバレたのか…
正直彼女の秘密がバレては彼女にとって俺と付き合う意味がなくなってしまう
なので俺が彼女を落とす前に彼女の秘密が広まるのは防がなければならない
となると俺と彼女が付き合っていることが学年や校内の人間にバレるのは都合が悪い
自分で言うのはあれだけどうちの学校じゃバレー部のスタメンの人はみんな校内じゃ有名で人気がある
侑なんて非公認の小規模なファンクラブがあったりするほどだ
つまり俺もそこそこ有名ということで、そんな俺と彼女が付き合ってるのがバレてみろ
数日は注目されてボロが出るかもしれない
「Aさんさ!昨日角名くんと2人で帰ってたよね!」
「部活の時間も保健室一緒に行って一緒に戻ってたよね!」
「なになに、どういう関係なの!?」
勢いのすごい女子たちに圧倒されるA
「えっと…あれはただ外に出てたボール届けに行ったら宮くんたちの喧嘩に巻き込まれて…その流れだよ」
困ったようにお得意の愛想笑いで乗り切ろうとするA
「え〜つまんない…あ!角名くん!今の聴いてた!?本当!?」
俺に気づいた女子は目を輝かせる
つまんないって中学生かよ…
「うん、本当。残念だったね」
「え〜、せっかくこのクラス初のカップル成立かと思ったのに〜」
俺がそういえば女子たちは本当につまらなそうな顔をして去っていった
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ステラ(プロフ) - あいすくりーむさん» コメントありがとうございます 時間開くとは思いますが更新はさせていただきますのでよろしくお願いします (10月30日 17時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりーむ - 狐……w。続き楽しみにしていますっ!!! (10月28日 9時) (レス) @page23 id: 200dc23748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ステラ | 作成日時:2023年8月16日 12時