ナンパしたら同じクラスの奴だった

角名の一目惚れ？ ページ17

角名side

「はぁ…」

本来ならAの家の前でAのことを待ち伏せしようと思ったけど普通に朝練だった

わりときつかった朝練を終えて今は部室で着替えている最中だ

「侑、何度も言うけど喋んないでね」

もう何度も、なんならLIN○でも言ったけど念のため釘を刺す

「わかったって言うてるやろ！つーかなんでサムには言わないん！？」

「治は…大丈夫」

治はAと一緒にナンパしてきたあやかって子に気があって連絡を取ってるらしい

だからたぶん治は喋らないだろう

「Aさん、前髪長いから分からんかったけど、めっちゃ可愛いな…ってなんやねんその顔！腹立つ…」

Aの可愛さに気がつかなかった侑…可哀想に

「なぁ、銀には言うてもええんちゃう」

「うん…まぁ、今までは隠し通してきたみたいだけどね」

銀ならたぶん話したりしないだろうし大丈夫だろう

「なぁ角名、Aさんって角名が前から好きだった子やろ?地味な子や思ってたけど、いつから好きなん？」

「んー、いつから、だろうね」

侑の言葉に俺はAが気になり始めた頃のことを思い出した

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