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2年A組の二口 ページ3
初のクラス替え…
つまり2年生の初めの日
あのよく分からない二口ともやっとお別れか…と思っていた
「おい、邪魔、どけ」
「あー、ごめんごめん…って…もー」
条件反射で謝っだけど、この日まで二口に邪魔だと言われるなんて…
邪魔と言われたのでちょっと横にずれて私の名前の載っているクラス表を探す
AA、AA…あ、あった
2年A組か…
隣を見るとある一点だけを見つめる二口
自分の名前を見つけたのだろうか…
そんな二口をなんとなーく眺めていると目が合う
お互い目を逸らさないので沈黙のよくわからない時間が流れるが、二口が口を開く気配は一向に無い…
一年の初めよりは普通に話すようになった二口
「二口は自分の名前見つかった?何組だった?」
身長差があるので二口の顔を下から見上げながら聞いてみる
「A組だったけど…なんすか」
いや、同じクラスやないかい
「そっか…同じクラスだね、今年もよろしく」
「そっすか」
「そっすかって何よ…」
終始真顔のまんま会話を終わらす二口…
よろしくに対してそっすかって…
結局また今年も二口とクラス一緒かぁ
まぁ、別に二口の事が嫌いなわけでも無いし
ちょっとでも去年より仲良くなれることを期待して…今年も良いクラスになるといいな
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作者名：もちうさ | 作成日時：2021年8月30日 18時
