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NO side
「Aお前……お前は…いいのかよ、俺で…こんなクズ野郎で」
相良はハッキリとしてきた意識の中、先程Aの涙を拭った腕で目元を覆って言った
そんな相良にAはため息を付いた
「…ここ最近の突き放すような態度はそういう事？」
普段なかなか見せることのない彼女の怒りを含んだ声に、相良は歯を食い縛り、「あァ」と声を絞り出す
「じゃあ、なんで相良がいつもしてる指輪、左の薬指に嵌めてくれたのよ…」
矛盾し過ぎと呆れたようにこぼすAに黙ってしまう
喉仏が動いて生唾を飲み込む音がして、相良はやっと口を開いた
「…俺のことが嫌いになって、離れていっても…
いつか誰かと結婚する時、指輪はめる時に思い出せばいいと思ったンだよ…
この指に最初に指輪嵌めた男は…この相良様だって」
「カッコ悪ぃからンなことお前に知られたかなかったんだよ」
口元が震えてる相良を見てAはふっと笑うと、彼の目元を覆う重い腕を掴み自分の頬に当てた
「…バカ。私が、猛を振るわけないでしょ」
うるうるとした目に、赤く染まった頬と眉尻の下がった愛しい人の笑顔に、相良の涙の溜まった目から一雫溢れた
「…泣くんじゃねぇよ」
震える声でAの頬に手を添えたまま親指で撫でる
「猛だって、泣いてんじゃん」
「うるせぇな…俺だって泣くときゃなくんだよ」
何を話すわけでもなく時間がただ過ぎていった
「猛、私さ、猛がやることに口は…出すかもしれないけど、離れないから…勝手に離れていかないでね」
「…帰ろうぜ」
「もう動いて大丈夫？…病院よる？」
「んや、いい……ウチ、泊まってくか？」
「ふふ、うん…」
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ステラ(プロフ) - そるとさん» ひぁ！ありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！！ (2023年1月17日 23時) (
レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - めちゃくちゃ好みのシナリオ過ぎてもう好きです！！更新待ってます！頑張ってください‼️ (2023年1月17日 0時) (レス) id: 94d58992ad (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - まいやんさん» あびゃぁ〜！ありがとうございますぅぅ頑張っちゃいます！！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンしてます！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月28日 4時) (レス) id: 9a00c406d6 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - hohoさん» きゅぅう！ありがとうございます！がんばれちゃいます！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2022年4月5日 0時
