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Aside
「三橋ぃ！伊藤っ！出てこいヤァっ！！」
昇降口から開久の生徒の様子をのぞいていると、谷口くんがそう叫ぶ
「おい、みつは…」
「僕は剣道部の田中です」
「サイッテー」
その後先生も混じって続く緊張感のないやりとりを聞き流しながら私は相良の姿を探す
だが人数も多くこの距離だと見つからない
私が1人彼を探していると、いつのまにか伊藤くんが彼らの元へ歩き出していた
するとそんな伊藤くんを追いかけて理子も駆け出した
「ちょっ、理子っ…」
私はさすがに理子をあそこまで行かせるわけには行かないと思い、彼女の腕を掴んだが、それで止まるような彼女ではなく、弾みで私まで彼らの前に来てしまった
「何しに来たんですか、警察を呼びますよ」
理子が私を左手で後ろに下げながらそう言うと、彼の声が聞こえてきた
「いいんですかお姉さん」
先程は見つけられなかった彼が人の間をすり抜けて私たちの前まで来る
「警察呼んだら学校が困るでしょ」
彼は私の事を一度見ると、眉間に皺を寄せて、理子や伊藤くんを見て話出す
話が終わって一悶着あって…伊藤くんと三橋くんが校外へ飛び出し、開久の人たちは全員それを追いかけて行った
その間、相良は私の事を一度も見なかった
こんなに近くにいるのに
いつもだったら手を繋いだり、腕を組んだらする距離なのに
こちらを見ようとしてくれなかったのだ
私には結構なダメージだった
「さんちゃん達大丈夫かしら…」
「…ごめん、私今日はもう帰るわ」
彼が私に指輪をくれた理由が…昨日の相良の様子がおかしかった理由がなんとなく、分かった気がした
相良はきっと、私と別れる事…私が彼を振る事を考えたのだろう
…開久に多額の請求されようが、三橋くん達とどんなに揉めようが、彼が犯罪を犯そうが、別れる気なんて…振る気なんて毛頭ないというのに
振られると思われてることに少し傷ついた
それと同時に、伊藤くんや三橋くん、理子の身に起こったことの原因が相良だということで、また勝手に申し訳にってしまう。
「A、大丈夫？あなたが責任を感じることじゃ…」
「大丈夫、わかってるよ。ただ、家でゆっくり休みたいだけ」
目が覚めればきっとダメージも回復して、相良と面と向かって話ができる
そう信じて帰路に着いた
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ステラ(プロフ) - そるとさん» ひぁ！ありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！！ (2023年1月17日 23時) (
レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - めちゃくちゃ好みのシナリオ過ぎてもう好きです！！更新待ってます！頑張ってください‼️ (2023年1月17日 0時) (レス) id: 94d58992ad (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - まいやんさん» あびゃぁ〜！ありがとうございますぅぅ頑張っちゃいます！！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンしてます！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月28日 4時) (レス) id: 9a00c406d6 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - hohoさん» きゅぅう！ありがとうございます！がんばれちゃいます！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2022年4月5日 0時
