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Aside
ふわっと髪を撫でられたかと思えばグイッと頭を寄せられる
「…んむ…んぅ、ちょっと、外よここ」
ふに、と一度唇が触れた後、彼は私の目を真っ直ぐに見つめながら上唇をぺろりと舐めた
私自身はこんなこと久しぶりで顔に熱が集まる
「なぁ…お前今日親父さん達は」
この質問の真意はわかっている
高校生とはいえ、私だってご無沙汰だし、彼と一緒に夜を過ごしたいけど、残念ながら両親は居るし、怪我してるし
「どっちも居るし、足…怪我してるから今日は、ごめん」
彼の眉間に皺が寄る
「いや、急にわりぃ｡怪我…大丈夫なンかそれ」
なんとなく、いつもと違う空気感が流れている
「うん、歩くのに少し不便なくらいだから」
相良は私を見る熱のこもった目を細め、ぎゅっと痛いくらいに私を抱き締める
本当に、どうしたんだろう
「何か、あったの…？」
彼の腕に力がこもり、身体がこわばっているように思う
私に言えない何かがあることはわかる
でも、彼らの世界には入り込めないし、私はただ見守ることしかできない
「なンもねぇよ、お前、あんま怪我するようなことすんなよ」
「え、あぁ、うん？」
相良はふはっと笑うとさっきまでの様子が嘘のように、いつも以上に雑に私の頭を撫でる
突然おもむろに指輪を外したかと思うと、私の左手をとり、薬指にゆるゆるのゴツい指輪を通した
「え、これ、ちょ、どういう…」
相良は滅多に見ないような優しい笑みを浮かべてまた私の頭を雑に撫でる
「いらなくなったんでね、やるよ。…じゃーなまた明日」
「ありがと…明日ね」
ポケットに手を突っ込んでひらひらと手を振りながら歩いて行ってしまった
明日…約束してたっけ…？
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ステラ(プロフ) - そるとさん» ひぁ！ありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！！ (2023年1月17日 23時) (
レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - めちゃくちゃ好みのシナリオ過ぎてもう好きです！！更新待ってます！頑張ってください‼️ (2023年1月17日 0時) (レス) id: 94d58992ad (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - まいやんさん» あびゃぁ〜！ありがとうございますぅぅ頑張っちゃいます！！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンしてます！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月28日 4時) (レス) id: 9a00c406d6 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - hohoさん» きゅぅう！ありがとうございます！がんばれちゃいます！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2022年4月5日 0時
