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Aside
窓に写った綺麗にセットされた銀髪オールバックは私の目を奪った
私は無意識に席を立ち店を出ていたようで、気づいた時には先相良の目の前にいた
相良は驚いた顔をして何か言おうとしていたが、何を言われるのか怖くなって、私は食い気味に口を開いた
「さ、がら！私、もしかして何かしちゃったのかな、それとも…」
こんな重い女は嫌いになっちゃった？
そう言おうとした時、今度は相良が食い気味になる番だった
「何もしてねぇよ…ウチのOBのせいで今色々忙しいンだわ。事が済んだら何でも聞いてやっからいい子で待ってろAチャン…じゃーな」
相良の大きな手が久しぶりに私の頭を雑に乱して去っていく
なんだか涙が出てきそうだった
私が何かしてしまっていたわけではない、嫌われたわけでも無さそうという安心感、久しぶりに手が触れた、声が聴けたなんていう嬉しさがこみあげる
これ以上相良の背中を見ていると抱きつきたくなってしまいそうだったのでみんなの元へ戻った
席に戻れば三橋くんはまだ相良が見える窓の前で中指を立てていた
「ちょっとさんちゃん、みっともないからやめなさい！」
「おい三橋、Aちゃんの前で…」
「うるさいっ、Aの彼氏でもな、俺等にとっては敵なのじゃ！」
「ちょっと三橋くん！私の彼氏に向かってやめてよね！！」
「バイバイー」
「伊藤ちゃんAたのんだわよ」
「おう、じゃーな」
いつも通り、三橋くんと理子、伊藤くんと私の組み合わせの帰り道
伊藤くんは安心したように笑っていたのでどうしたのかと聞けば
「いや、ここのところAちゃん浮かない顔してたから心配してたのよ、俺も理子ちゃんも、あんな感じだけど三橋もさ…でも今日は笑顔が見れてよかったなってさ」
「そっか、ありがとね…2人にもお礼言わなくちゃだ」
私のことをそう思ってくれる友達がいることがただただ嬉しかった
〜〜
女は金髪を揺らしながら青年の跡をつけていた
青年はサテンの前で少女と出会い、何やら話し込んでいる
その様子が女には見えていた｡
青年が愛おしそうな目をしていたところが
少女の頭を撫でていたところが
女は勘づいた
あの少女は青年の彼女であるのだろうと
その途端女を悔しさや少しの嫉妬が襲った
私に彼の本来溜まっているであろう欲が向かないのはあんなガキに私よりも魅力があるからだ、と言われているような気がしたのだ
女はヒールをコツコツと鳴らしながら開久高校へ向かった
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ステラ(プロフ) - そるとさん» ひぁ！ありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！！ (2023年1月17日 23時) (
レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - めちゃくちゃ好みのシナリオ過ぎてもう好きです！！更新待ってます！頑張ってください‼️ (2023年1月17日 0時) (レス) id: 94d58992ad (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - まいやんさん» あびゃぁ〜！ありがとうございますぅぅ頑張っちゃいます！！ (2022年8月30日 0時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンしてます！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月28日 4時) (レス) id: 9a00c406d6 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - hohoさん» きゅぅう！ありがとうございます！がんばれちゃいます！ (2022年8月11日 1時) (レス) id: 937f8870d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ステラ | 作成日時：2022年4月5日 0時
