29話。どうしよう･･･ ページ29
浦田side
とりあえず目は合わせない。会話もしない。
やり取りは通知音を切ったLINEのみ。
どんだけ会いたくないんだよ･･･って？
さっきも言ったようにトラブルだけは避けたい。
語弊なんてもってのほかだ。
とりあえず嫌だけど少しAちゃんとの距離を置く、一瞬嫌そうな、悲しそうな顔をした･･･
ごめんね、とマスクを外し口パクで言うと、
コクリと頷き、ごめんなさいと口パクで返してきた。
そっからはLINEのやり取り･･･待合室で被らないといいんだけどな、
そんなことを思っているとふと視線が･･･
やば、まふまふだ、
と、とりあえずはAちゃんとの距離は置いてある。バレないはず･･･
と思っていると、まふまふがこっちへ来た･･･
は？･･･どうすんのこの状況、
Aちゃんにはまふまふと目があったこと、こっちへ来たことをLINEで送った･･･
Aちゃんは見た瞬間すぐにイヤホンを片方はめ、ゲームをしだした･･･
ま「浦田さんじゃないですか!!珍しいですね(*^^*)」
う「っ!!びっくりした･･･まふか、」
なんて言うと僕もびっくりしましたよ〜ここに居るなんて、
とか話してると耳打ちしてきた･･･
ま「で、誰なんですか？隣の子、まさか彼女なんて馬鹿なこといいませんよね？炎上したくないですもんね？( ＾∀＾)ﾆｺｫ」
う「は？知らない･･･話したことも無いのに知るわけないだろ？」
と言うと、
ま「嘘は良くないですよ？口パクの会話、見えてましたから、で、誰なんですか？彼女ですか？馬鹿なんですか？」
なんかムカつく言い方してくるな･･･まぁ、それもそうか、女子といるもんな、
う「本当の事を言うと長くなるけどそれでもいいなら、」
と言うと作ったような笑顔は変わらないまま、
「はい！」と言ってきた･･･
とりあえず、Aちゃんの方へまた寄って座り、肩を叩いて呼ぶ。
「望野さん、ちょっといいかな？」
と、つい苗字で呼んでしまった。
ビクッと肩を揺らしてこちらの方を見ると、
苗字で呼ばれたのか悲しそうな目をする、
けど俺の後ろに居るまふまふを見て理解したのか、
『どうしたんですか？浦田さん(*^^*)』
と、いつもより控えめのような笑顔を向けると、
『初めまして･･･まふまふさん。(*^^*)』
と、まふまふの方へ向き直し挨拶をする。俺と変わらぬ笑顔で、
すると、「浦田さん、説明してくれますよね？」と、まふまふが言ってきた･･･
こわ、･･･「To Be Continued」
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作者名：望宮(もちみや) | 作成日時：2018年12月19日 22時
