喧し豚。【ハイキュー】

23本目 ページ25

合宿二日目、最終日……と言っても今度は1週間の長期合宿が待っとるらしい。



昨日のみさの強制終了がかかったおかげでキャプテンにはちょっと怒られたけど、特にこれといって支障がなかった。



練習も順調でかなり充実しとる。やっぱりそこらの女バレとは違ってパワーもあるし、ブロックもスパイクも高い、そんでもって楽しくて仕方ない。



「おつかれー」


「おん」



いとちゃんからスクイズを受け取って一気に飲み干した。冷たさが全身に伝わって、冷静さが戻ってくる。

スコアボードを見ていたら何か思い出したのか話し始めるいとちゃん。




「そういやさっき…音駒のハーフ巨人に烏野の変人速攻止められとったわ」


「ふーん」


「あれ？もしかして興味なかった？Aがあんな絡みかたする子あんまり見かけんから…」



「いや、興味ないってゆうか＿＿」





視界の端に偶然映った日向君を見つめる。



日向君の表情は真剣そのもので、飛雄君はなんかイラついて見えた。



変わろうとする日向君と変わらない飛雄君｡




「＿＿気に入らんねん」





昔の自分に似とって……って言う言葉は吐き出さずに押し殺して飲み込んだ。

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