24話 ページ25
朝8時前
こんなに教室に入るのが嫌だったことは無い。いつもなら隣にいるやつの存在感をより実感した。
……まぁ、そんなことを言ってもどうにもならないんだけど。
観念して教室のドアをゆっくり開ける。
「おはよ」
「あれ？田中今日は烏丸と一緒じゃねぇの？」
「あーなんだっけ……忘れた。てか、烏丸とセットみたいに言うなよ」
「忘れるなよ…」
そんなこと言われましてもね…？
こちとら昨日の冗談でギクシャクしちゃったのよわかんないけど。
…鈴木に言ってもわかんないか。
＿＿＿＿
暫くすれば疎らだった教室も人で溢れかえってきた。その中には烏丸もいる訳で。
「お、烏丸。今日は遅かったな」
「寝坊したんだよ」
「珍しいじゃん」
鈴木も交えていつも通り他愛もない話をする。いつも通りのはずなのに、奥底は妙な違和感を感じていた。
妙な違和感は消えてなくなってはくれないらしい。むしろ段々と膨れ上がっている気がしてくる。
精一杯貼り付けた笑顔が痛い。
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弓月有無％(プロフ) - コメント失礼致します。昔拝読させて頂いており、こうして再び出会えて嬉しい限りです！甘い感じできゅんとしました！事情があると思いますので、気が向いたら続きや他作を読ませて頂きたいです。大好きなので！迚も面白かったです是からも応援しております！！ (5月5日 16時) (
レス) @page39 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
じゆんきむ(プロフ) - この作品を昔読ませて頂いていてすごく好きで久しぶりに読みたくなって探したのですが、続編が消えてしまっていました、、もし作者の方が見れるようでしたら続編復活してして欲しいです！！ (11月1日 22時) (レス) id: b4c10966c3 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 木戸司令じゃなくて城戸司令ですよ！ (2020年12月11日 22時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とーすと | 作成日時：2020年4月6日 14時
