第114話 ページ24
貴「待って！！」
Aは観客席の方で見た人影を追いかける
その人影は大きな風呂敷を持ちAにとって見覚えのあるマーク…ドクロマークの海賊旗が掲げられていた
貴「ねぇ待って！！お願い！！待ってよサンジ！！」
サンジ…と呼ばれた金髪スーツ姿の男は立ち止まり静かに振り返る
貴「どうして逃げるの…？私が弱いから？」
Aはくまに飛ばされたことを思い出し悲痛を浮かべる
貴「それとも…もう私は…」
必要ない？
そう言ったAの顔は見ていられないくらい酷い顔をしていた
サ「ち、違う！！弱いからとかそんなんじゃねぇ！！だから…！」
必要ないなんて言うな！！
Aの言葉を否定したサンジもまた、顔を歪めていた
貴「じゃぁどうして…？」
サンジは口を開く
サ「…驚いたんだ」
貴「驚いた？」
サ「シャボンディ諸島でみんな集まったんだ。“２年”経ったから」
貴「……え？」
サ「粘ったさ。まだマリンが来てない！待とう！あいつを置いていくことはできない！」
みんな口々に言ったさ
迷子になってるんじゃないか
絡まれているのではないか
あとすこしでここに来るかもしれない
海軍に捕まってるのかもしれない
Aが仲間たちに心配されているのが良くわかる
サ「けど俺達だけでは決められない。船長…ルフィに判断を預けた」
Aはサンジをじっと見つめる
サ「ルフィは進むことを決断した。しかしこれはマリン置いていくってことじゃない」
Aの不安そうな顔をみてサンジがすかさずフォローを入れる
サ「ルフィが進むと言ったが、ちゃんと意味があっての進むだ。俺達の夢を叶えるために立ち止まることはできない。後ろを見て戻ることも。前へ前へと進むことが俺達の夢が。ルフィが海賊王へとなる近道なんだ」
その言葉にAは口を出せない
全くもってその通りだからだ
Aにだって叶えたい夢…約束…たくさんある
一刻でも早く戻りたいと何度思ったことか
しかし２年経っていない
強くなりきれていない
Aは焦るばかりだった
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ちょんちょん(プロフ) - リクエストに応えて頂けて本当にありがとうございます！本当に本当に嬉しいです！！！！！そして！更新ありがとうございます！ (2017年10月30日 21時) (
レス) id: ab6793907b (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 更新お疲れ様です！！！！リクエストと言って良いのかわかりませんが、ワンピースで夢主ちゃんと交流が深い人達との絡みなども見てみたいです！！サンジ以外にも今回の様なストーリーを読みたいと思いここに述べさせて頂きます…。突然のことで失礼しました… (2017年10月28日 17時) (レス) id: 464e9faba9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 感想を打ち込んでいたらまさかの1000文字超えをしてしまいました…とにかくもう、素晴らしいです…本当に…お忙しいなか更新ありがとうございます！本当に面白くて次の更新が楽しみでワクワクしております！お忙しいとは思いますが更新頑張ってください！！ (2017年10月13日 1時) (レス) id: 7453cbe907 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 今回もとても面白かったです……最吸ちゃんがどうして観客席に行ったのか……想像が膨らむと同時にきなこもちさんの物語に没頭してしまいます…お忙しいとは思いますが更新楽しまにしております！ (2017年10月4日 10時) (レス) id: 7453cbe907 (このIDを非表示/違反報告)
える - とっても楽しいです！ワンピもヒロアカも大好きです！ (2017年9月24日 12時) (レス) id: 1746910546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもちきなこもち | 作成日時：2017年8月30日 16時
