【WT】図書室のあなたに恋をした【sm】

12 ページ42

*



昼休みになってぶるーくとAが何か話していた

何を話してるかなんて俺にはわからない、けど俺に関係の無い話ではない
…そう感じた

少ししてぶるーくとAが会話を終えたのでチャンスだと思い
ぶるーくに話しかけた

「おい、ちょっと話したいことがある」
br「…僕も丁度スマイルと話したかったんだよね」

そう言ってから人気のない場所に移動する


「お前…Aの事…」
br「うん、好きだよ」
「…そうか」

少し儚い…寂しそうな、悲しそうな顔をする

br「あのね、僕今日告白するの」
「…あぁ」
br「そう言われたらスマイルは僕の事応援できる？」

「…はぁ？するわけ無いだろ？わざわざ相手を応援するほどこっちも余裕がないからな」
br「あはっ即答じゃんスマイルらしいや、でももうちょっと考えてよ〜」

br「それに…」

ぶるーくが言葉を続けることはない
静かな空間に目を伏せるぶるーく

「結果を聞く前からそんな暗い顔してどうすんだよ」
「…ぶるーくの告白が成立しても、俺の気持ちは変わらないし揺るがない」
br「…んー、スマイルは強いね…僕だったら断られたらもう立ち直れないしその子と顔会わせらんない」

時間だから、そう言って自嘲気味に笑うぶるーく…でも、決心が着いたように教室を立ち去った

「強くなんか無い…」

ぶるーくがAの事好きだってわかってから焦った
俺からは思いを伝えようなんて思ってなかった

臆病だから自分から動けなかった
俺は臆病なんだよ…

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す