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「…少し早く着きすぎたか」

舞い上がっていたのか速足で歩いていた俺はAの家に早く着きすぎたらしい
…そう思っていたが、ガチャリと音をたててドアが開く
目の前のドアから出てくる友人(好きな人)とバチッと目が合う

「ん、はよ」
『えっ、あっ…え?おはよう…?』

「なんでそんな驚いてんだよ」
『いや…だって急にだし、それにどんなくらい待ってたの…?』
「いや別にそんな待ってないけど」

「なにボーッとしてんだよ」
『いやなんで急に来たのかなって』
「別に…大した理由なんて無いけど」

動揺しまくっている彼女は小動物のようだった
未だにこの状況が理解できていない彼女の手を取る

「ほら、速くいくぞ」
『あ、ちょっ…と!』

話を強引に切り上げて進む
誰にも取られないようしっかりと手を結んで
_________________________________

『す、スマイル!そろそろ学校近いし、人も多くなってくるし手…離して?』
「…そうだな」

名残惜しくも手を離す、大きく息を吸って吐くA
ちらりと彼女を見ればほんのり顔が赤く染まっているような気がした

br「あれー?二人仲良く登校?」
kn「お熱いね〜?」

受かれていた俺は後ろにいた二人に気付かなかった
今度は手を離していて良かったと俺が安堵の息を漏らした

「うっせぇな…別にいいだろ」
『ニヤニヤしすぎだよ…おはよう』

コイツらは家が近く、きんときがぶるーくを叩き起こすのに成功した日は一緒に登校している

「おら行くぞ」
『あっうん』

…なんだかぶるーくと一緒に居させるのが嫌で速めに進む
また学校で、とぶるーくときんときに別れを告げるAを余所に
ぶるーくが何を思っているのかについて考えた

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もち米マン(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます!最高だなんて…!途中からbrさんに恋させてぇ〜って衝動が押さえられなくって…! (2月29日 23時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
K - 最高の作品です!! smさんの恋の裏に隠れていたbrさんの儚い恋……最高でした!!! ありがとうございます!!!! (2月29日 20時) (レス) @page50 id: ca68b6c668 (このIDを非表示/違反報告)
もち米マン(プロフ) - 黒灰白有無%さん» ありがとうございます!初々しさがいい感じに出せてよかったです!別視点お楽しみに! (9月21日 18時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無%(プロフ) - 完結おめでとう御座います!!純粋なお話って矢張り良いですね,私本が好きなので関係した事に嬉しさがあります.初々しく迚も面白かったです!。凄く癒しになりました!別視点のお話も楽しみにしてます!是からも応援しております!!また、読み返しにきたいと思います。 (9月20日 23時) (レス) @page30 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
もち米マン(プロフ) - おー!さん» ありがとうございます!神作なんて…( *´艸`) (9月17日 15時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち米マン x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2023年7月31日 11時

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