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「放課後屋上来てくんない?少しでいいから」
そうぶるーく君に言われた昼休み
少しならわざわざ屋上まで呼ばなくてもいいのに
なんて、思えるほど単純な脳ではない
いや逆に単純なのかもしれないけど…
これは俗に言う告白…だと思う
でも自惚れて勘違いだったらと思うと恥ずかしい奴になってしまうな…なんて
でも時間は待ってくれない
もう放課後になってしまったのだ
ぐるぐる考えていれば長い時間もあっという間
読書以外で時が過ぎるのが速いと感じるのは初めてレベルだ
『スマイル!今日ちょっとだけ予定出来たから先に図書室行ってて!すぐ行くから』
sm「…あぁ、はやく来いよ」
『うーん…、なるべくはやく向かうわ』
スマイルにそう告げてから早足で屋上に向かう
ガチャっと古くなったドアが音をならす
ドアの外をチラッと覗いてみればフェンス越しに空を見るぶるーく君がいた
br「あっ、来たね」
『まぁ…呼ばれたからね』
br「あはっ、そっか…」
そう言うとぶるーく君はもう一度空に目をやる
大きく息を吸ってこっちを向く
br「…あのねAちゃん、僕Aちゃんの事が好きなの」
『…う、ん』
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もち米マン(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます!最高だなんて…!途中からbrさんに恋させてぇ〜って衝動が押さえられなくって…! (2月29日 23時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
K - 最高の作品です!! smさんの恋の裏に隠れていたbrさんの儚い恋……最高でした!!! ありがとうございます!!!! (2月29日 20時) (レス) @page50 id: ca68b6c668 (このIDを非表示/違反報告)
もち米マン(プロフ) - 黒灰白有無%さん» ありがとうございます!初々しさがいい感じに出せてよかったです!別視点お楽しみに! (9月21日 18時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無%(プロフ) - 完結おめでとう御座います!!純粋なお話って矢張り良いですね,私本が好きなので関係した事に嬉しさがあります.初々しく迚も面白かったです!。凄く癒しになりました!別視点のお話も楽しみにしてます!是からも応援しております!!また、読み返しにきたいと思います。 (9月20日 23時) (レス) @page30 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
もち米マン(プロフ) - おー!さん» ありがとうございます!神作なんて…( *´艸`) (9月17日 15時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち米マン x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2023年7月31日 11時