【WT】図書室のあなたに恋をした【sm】

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首からギギギギと音が鳴りそうなくらい
ゆっくりと振り向くと、男子生徒が二人いた
「あはっ、やっとこっち向いた！」とニコニコした大柄の男子生徒が言う

『あの…えっと？』
「ごめんね、コイツが勝手に…おいぶるーく」
「ごめんってきんさん、そんな怒んないでよ」
『あの…？』

未だに状況が理解できていない私は一瞬で蚊帳の外だった
そっちから話しかけたくせに置いてけぼりなんだけど！

「なにやってんだお前ら」

聞き覚えのある低くくて、ハッキリとしない声
…悪口みたいになっちゃった
で、でも私が好きな声がした

『スマイル…！』
sm「うぇっ！？…なんだよお前もいたのか」
br「お！張本人の登場〜」
kn「お前まだそのテンションで…」

どうやらスマイルは二人と知り合いらしい
知り合いどころか昨日言っていた友達みたいだ

二人に砕けた口調で楽しそうに話すスマイルを見る

楽しそうに笑うその顔を私には向けてくれない…
私と話すよりもずっと楽しそうだった
…当たり前なのはわかってるけど

私の中で暗い感情が芽生える
…きっとこれは友達として、友達だからこんなこと考えるんだ

br「単刀直入に言うけどスマイルの彼女なの？」
『…っえ、』

いきなりこっちに矛先が向く
違う、普通の友達って答えたいけど心のどこかで
否定したくない気持ちが渦巻く

『違、う…よ？』
なんとか喉から絞り出した声『ね？スマイル』と笑顔で同意を求める
でもスマイルは黙ったままこちらを見つめていた

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