絢瀬美桜(3年A組) ページ29
＊＊
柊「俺の授業を始める。礼」
小さくお辞儀をする生徒達。
挨拶が終わると、静かにイスを引いて席に座った。
柊「なんだ、なんだ、皆元気がないなぁ。体操するか？」
甲斐「こんな時に明るいほうがおかしいだろ。」
柊「ま、たしかにな。そんな皆に、今日は大切なお知らせがある。」
柊はニコりと笑い、教室を見渡す。
柊「実はな、この3年A組に転校生が来る。」
何を言い出すかと思えば、この状況の中クラスに転校生が来るという知らせに生徒達は動揺を隠せなかった。
兵頭「は？」
熊沢「この状況で、転校生って・・・」
石倉「ありえねぇーだろ・・・」
普通に考えたらこのクラスに転校生なんて、来るわけがない。
柊「各自思うことはあると思うが、 みんなも知ってる奴だからそうかたくなるな。入っていいぞー」
教室の戸が開き、教室中の視線がそこに集まる。
誰もが目を見開いた。
黒々とした髪。ミルク色の白い肌。ありえないほどに整った顔。
まさに「美少女」。
柊「紹介しよう。って、皆知ってるもんな。今日から絢瀬も皆と一緒に景山澪奈が死んだ理由を考えてもらう。」
絢瀬美桜。
かつて3年A組にいた女子生徒だ。
だいぶ前に理由を告げつ転校したため、行方は誰も知らなかった。
真壁「なんで・・・」
絢瀬「皆私のこと知ってるから、自己紹介は省くね。あ、それと先生から聞いたんだけどさ、れいちゃん死んじゃったんだってね。私がいない間に・・・悲しいなぁ。」
絢瀬は3年A組にいた時、景山澪奈が宇佐美と仲良くなる前から景山と親しい仲だった。
絢瀬「どんな理由があったとか、どんな状況だったか知らないけどさ、」
そこで絢瀬の目付きが変わった。
ニコニコ笑っていた目は、殺意がこもっていると言っていいほどの鋭いものに変わる。
絢瀬「犯人見つけたらぶっ殺すから。」
その目付きと言葉に、教室の誰もが鳥肌をおぼえたのだった。
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もち。(プロフ) - 快百華さん» 返信遅くなってごめんなさい！確かにそうなってますね。直します！！ご指示ありがとうございました！ (2019年3月24日 19時) (
レス) id: 53522eff97 (このIDを非表示/違反報告)
快百華(プロフ) - すみません、発行病ではなく発光病ではないですか？ (2019年3月18日 22時) (レス) id: c48535cc14 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 琴さん» コメント返し遅れてすいません！君は月夜に光り輝く私はまだ見てないのですが、気になって書かせていただきました。受験生ということは、もうすぐ卒業？してしまったかな？ (2019年3月9日 13時) (レス) id: 53522eff97 (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - 君は月夜に光り輝く、小説読みました！すごくいい話で映画も見たいな〜なんて思ってるんですが受験生&号泣必須なので少し躊躇ってます…笑笑 (2019年2月10日 21時) (レス) id: 88fe99195c (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - しゅりまるさん» リクエストありがとうございます！吉沢さんは登場回数が多いので、タイミングを見計らって書いてみますね。 (2019年1月28日 18時) (レス) id: 53522eff97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち。 | 作成日時：2018年12月1日 21時
