夢の浮橋

妄執の鳥籠 ページ12

あなたに彼氏が出来た時の幼馴染のv達
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　
　
　
akn
「○○に彼氏…？そんな…ッそんなわけないよね！？ずっと○○に一番近いのは俺、俺だよね！？ねぇ、なんで！？」
聞いた瞬間から錯乱し始める。腕は爪が食い込む程掴まれ、彼の目から零れた涙がとめどなく流れ落ちてくる。ひとしきり泣いた後のaknの目に光はなく、抵抗する隙を与えないまま彼の家に連れて行かれる。あなたが何を言っても聞く耳を持たない。「○○、○○の一番近くは俺でしょ…？今までもこれからもそうでしょ！？ねえ！！！……そっか、そうだよね、アイツが悪いんでしょ？脅されてる？怖いことされた？それで付き合わないといけなくなったんでしょ？大丈夫だよ、俺が…死ぬまで守ってあげるから」翌日、あなたのスマホから彼と家族以外の連絡先は消え、彼氏は音信不通に。


myzm
「何、それ。俺そんなこと一回も○○から聞いてないんだけど。相手誰？いつから仲良くなったの？付き合ったのはいつ？」
急に饒舌になり怒涛の質問攻めにあう。その翌日あなたのところへ舞い込んできたのは、彼氏からの別れを告げる言葉。彼氏はバイト先も大学も何もかも全てやめてあなたの目の前から消えるが、どうやら周りの噂を聞くに不祥事を起こしたことが急に知れ渡ったそうで。「…彼氏と別れた？ふーん、そ。まあいいんじゃない、そういうことをしちゃうような人間だったんでしょ。それよりもほら、○○がやりたがってたゲーム、一緒にやらない？」彼氏を社会的に破滅させたのは言うまでもなくmyzm。“まだ”あなた自身に手を出そうとは思っていない。


fw
「俺がいながら他に男作ったってこと？…ハ、笑えないんだけどそれ、俺じゃ駄目なん？」
誰よりも姫のこと分かってるよ、俺。という彼に心が揺れるけど、幼馴染は幼馴染としてしか見れないあなたはその場でハッキリとそれを断る。すると今まで見たどんな表情よりも悲しく寂しそうな顔をするものだから、それが心にくっきりと痕を付けた。それから大して時間の経たない内に彼氏の浮気を知って、絶望するあなたにそっと寄り添うのは勿論fw。「…やっぱさあ、俺にしない？俺は○○ちゃんのこと一生愛してあげる。大事に大事にしてあげる。……ね、どうする？」文字通り死ぬまで永遠に彼の元で。え？fwが彼氏に女を紹介しているのを見た？…気の所為じゃないですか？
　
　

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す