夢の浮橋

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zh
「………ｯｽｰｰｰ…マジ？」
驚きと嬉しさと少しの困惑で暫く思考が停止する。たっぷり数分は固まってからようやく紡がれた言葉がこれ。口に合えばいいんだけど…とあなたがおずおずと口を開くと、無言で食卓に座ってもくもくと食べ始める。不味かったかな、と心配になっていると「…美味い」と一言だけ。作ってくれるとは思ってなくて、嬉しくてあなたのことがもっともっと好きになって、感極まった彼が絞り出した一言。華奢で普段あまり量を食べないzhにしては珍しく完食していて、そのことに気分が高揚する。…その夜、これまた珍しく“何故か”深く眠る彼から離れて、あなたは静かに玄関のドアノブに手をかける。え？睡眠薬？……あなたも罰当たりなことしますね。ほら、後ろから何か来て＿＿＿…ってすみません。もう手遅れですね、可哀想に。


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「可愛いことしますねぇ」
蕩けそうな笑みを浮かべて喜んでくれる。一先ず良かったと自分も席につこうとすると腕を引かれて、抵抗する暇もなくそのままneの膝の上に座らされる。あなたが困惑して慌てていれば、暴れないでと窘められる。「○○が僕に作ってくれたんですよね？だったら○○が僕に食べさせてください」と、どうやらあ〜んをご所望の様子。ぎこちないながらあなたがneの口元まで匙を持っていくと、パクッと幸せそうに食べてくれた。途中で開放してもらえたは良いものの、体感時間がかなり長く羞恥心を煽られる夕食に。何故そんなことをさせたのか聞いても、めう〜とはぐらかされてしまう。彼的にはあんな風に自分に尽くしてくれるあなたの姿も、悪くないなと思っていたりいなかったり。

小さな歪み→←あなたへの真心を形に。

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