67 話 斎藤side ページ17
予定より早く帰って来た神山の顔は青く、血色は良くなかった。「大丈夫」その一言だけ。
神山の家に行く。すぐに部屋のエアコンを着け、ベットに腰掛ける。
A:どうぞ、好きに座ってください。
斎藤:あ、あぁ
同様に、横に腰掛けると神山は話し始めた。
A:前に私は青森から引っ越して来たと話しましたよね・・・
斎藤:結構前に祖母の事と精神施設の・・・確か祖母がお金が無くて、
A:精神施設は私から入ったんです。お婆ちゃんが施設の人を呼んで、相談していて
そこに私がたまたま・・・自分から頭を下げて入ったんです・・・
斎藤:何故?
A:自分から捨ててやろうと思ったのと・・・あと、
下を向いて額に手を当て、苦しそうに溜息をつくと「私、虐めにあっていたんです」
顔は窺えないが多分苦しい表情をしているだろう。
A:いつからだったのかな・・・気づいたら、周りの大人と年上とか、同い年とか・・・
私を見る目も、笑い声も、すべて憎い・・・殺してやろうかとも思いましたけど
そんな事出来ないし、逃げ道として入ったのもあったと思います。
斎藤:今でも憎いか?
神山は俺の後ろに来ると肩を引かれ、後ろに神山の膝の上に倒れる。
A:そんな悲しい顔しないでください。憎いなんて思っていませんよ
今、こんなに幸せ何ですよ。貴方がそんな顔をしないでください。
斎藤:分かった。
神山は俺を見下ろす目はどこか悲しげに見えた。
斎藤side終
斎藤さんではなく”私が”この人から離れるのではないのかと言う不安。
本当に思う、私にはこの人が必要なのは手に取るように分かる。
大切に思い、愛し、その思いが今の自分を変えている。私はこの人に何が出来るだろう?
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加州 - 続きが気になって、仕方ないです!更新待ってます、頑張ってください!! (2015年5月3日 9時) (レス) id: d2e649f43c (このIDを非表示/違反報告)
フー民(プロフ) - ただいまです。(`・ω・´)ゝ (2014年5月17日 22時) (レス) id: 5094f21006 (このIDを非表示/違反報告)
銀(プロフ) - いえいえ、お帰りなさい。おまちしていました。 (2014年5月17日 15時) (レス) id: dcb2fece48 (このIDを非表示/違反報告)
フー民(プロフ) - 長らくお待たせさせてしまいましてすみませんでしたm(_ _)m (2014年5月17日 1時) (レス) id: 5094f21006 (このIDを非表示/違反報告)
フー民(プロフ) - 帰ってきました♪(インターネット接続機) (2014年5月17日 1時) (レス) id: 5094f21006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鬼の子 | 作成日時:2014年4月3日 9時