第4話 ページ6
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あの後、何故かお姫様抱っこのまま、保健室に連れていかれた私。
JN「わぁ〜大丈夫ー?」
保険医のジン先生がユンギと私を交互に見ながら言う
SG「… コイツ、寝かしといて」
私をベットに下ろしながらつぶやくユンギ
先生にタメ口かい!とか思ってたら
JN「こら〜“寝かしてて下さい”でしょッ」
と子供を叱りつけるように言う先生。
JN「頭打った?大丈夫?」
そう言いながら私に手を伸ばすジン先生
先生の手が私の頭に触れようとする直前、
パッとユンギの手が先生の手を掴み止めた
… え?
ユンギを見上げるとユンギ自身も驚いた顔をしてる
JN「おやおやッ?」
なにやらニヤ付き始めるジン先生
SG「…俺教室戻るんで」
先生を掴んでいた手を離しドアの方に戻ろうとするユンギ
JN「あ、」と言ってユンギを引っ張り何やら耳元で囁くジン先生
SG「は …?」バッとジン先生から離れ先生を思いっきり睨みつけるユンギ
待って仮にも先生にその態度はダメでしょ!
JN「ふふ、」一方、そんなユンギの態度は全然気にしてない様子のジン先生
てか、寧ろ楽しんでない?
SG「ちっ … 」結局、舌打ちだけして保健室を出ていったユンギ
何だったんだろ…
ドアを見つめているジン先生の背中を見つめる
JN「初めて、来てくれたよね?Aちゃん」
そう振り返って微笑むジン先生
確かに、来たことなかったなぁ
至って健康体で、運動もしないから怪我もしない
あれ?
『どうして、私の名前…』
来たことないのになんで知ってるんだろ
JN「知りたい〜?」
優しそうに微笑んでいるジン先生
その筈なのに
少し、怖かった
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作者名:Cham* | 作成日時:2016年11月18日 18時