第2話 ページ3
☆。.:*・゜
────キーンコーンカーンコーン♪
ユナ「A〜!大丈夫?ㅋㅋ」
授業が終わり、笑いながら駆け寄ってくるユナは、廊下にいる私がツボに入ったみたいで、爆笑してる
『…ユナ〜っ笑わないでよ!』
ユナ「ごめんごめんㅋㅋそれにしても、ばっかだねぇㅋㅋ」
『うるさいなぁ〜…』
ケラケラとわらうユナ。
ユナ「あ、そう言えば、次の体育男子と合同だってよ?」
『げっ、まじで?』
最悪だ…
私は運動神経が悪いから、女子だけならまだしも
男子も一緒に体育するなんて、地獄のようなものだ
しかも、今日の体育は、バスケ…
私の一番苦手な球技だ。
『はぁ…』深くため息をつく私を見てまたケラケラ笑うユナ
ユナ「ほら!早く着替えに行くよっ」
『わ、待ってよ〜。』
走っていくユナを追いかけて更衣室へと向かった。
………………
授業中…
「「「「「キャーーー!!!」」」」」
女子たちの歓声が体育館に響く
男子がバスケをしているのを見て叫んでいるのだ。
『アイドルか…ㅋ』
ボソッとツッコミを入れる
体育の授業中だが、試合してる時以外は基本暇なので女子たちは男子の試合を見るのに夢中だ
あちこちから、誰がシュートを決めただの、かっこいいだのという声が聞こえてくる。
私はというと、正直、そんなの全く興味無い。
そんなに、上手いのかな
チラッと男子の方を見る。
その瞬間、 ────シュッ 「「「「キャー!!」」」」
『わ、凄い』
思わずそう漏らしていた。
すべての動きが、スローモーションみたいに、綺麗で、思わず魅入ってしまった。
ミン、ユンギ…
今シュートを決めたのは、ユンギだった。
バスケ、上手いんだ…
そう思ってた時、
「…危ない!!」
そんな声が聞こえて、
気がつけば私に向かってくるボール
私の視界は真っ黒になった。
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作者名:Cham* | 作成日時:2016年11月18日 18時