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SGside ページ2
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「だり、」
誰にともなく呟いたその言葉
俺の口癖。
先生「…聞いてんのか!」
そう怒鳴る教師を無視して教室へ向かう
何もかもめんどくせぇ。
毎日説教たれてくる教師も、甘ったるい声で近づいてくる女も、ただ眠いだけの授業も
学校に面白味なんてねぇ
ただ、通うだけ。
「だる、」
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教室の前に行くと、一人の女が廊下に立たされていた
…誰だっけコイツ。
ああ、確か、Aだ。
Aは、俺と毎回張るくれぇ成績がいい。んで、顔がいいから男に人気がある
結構言い寄られてるらしいけど本人は自覚ねぇらしい、
まぁ、コイツも他の女と変わんねぇだろ。
「邪魔」
教室のドアの前に立っているAに言う
Aは驚いたように目を見開いたあと
『ごめん』と謝って身体をずらした
俺はそれを無視して教室に入る
いつも通り教師と言い合いしながら席につく。
「…だりぃ。」
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作者名:Cham* | 作成日時:2016年11月18日 18時