小説版東方妖々夢～ Perfect Cherry Blossom.【東方】 (ページ16)

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亡霊たちのハイキング　魔理沙ページ16

「あら魔理沙。狐との弾幕ごっこは終わったかしら？」
「ふー…なんだよ、いつから見てたんだ？」
「さっきからよ」

こいつ、手助けはしなかったのか…まぁいい。

「あ、さっき私が戦った九尾なんだが、あいつも式神らしい。ご主人様って言ってたが、そいつにも会わないとな」
咲夜は少し考えるようにして、向き直る。

「あぁ多分そいつ、『八雲紫』っていうやつだわ。お嬢様が仰られていたしね」
なんだよそいつ。初耳なんだが？
「聞いたことないが、そいつが紫(むらさき)色の服を着ているのはわかるぜ。あと、今は寝てるから夜に起きるってこと。狐がポロっと話してたぞ」

「どうかしら。とりあえず、霊夢にもそれを伝えておくわ」
咲夜は上の方へ飛んでいった。……夜まで暇だし、私も休んでおくかな。