7 深澤side ※ ページ34
終わって帰る時に誰もいないところで阿部ちゃんとAを呼び止めた
阿「どうしたの？」
「今日、Aの様子がいつもと違った理由が知りたい
阿部ちゃんがいない時に同じことが起きないとも限らないから、起きやすい状態のことをちゃんと知りたい
いつもと様子が違ったことが関係あるんでしょ？」
鷹)俯く
阿「はーちゃん、大丈夫」
「あのさ、ふっか…」
阿部ちゃんがなにか言いかけた時
岩「その話、俺も聞いていい？」
「照？」
岩「阿部が対応に慣れてたから俺も気になってた
それで話したくて探してたら3人が見えて」
鷹)阿部を見る
阿「はるのしたいようにしていいんだよ？」
鷹「ふっかさんとひーくんだけなら…」
「わかった」
「じゃあ、どうする？
どっかいい場所あるかな」
岩「俺ん家は？いいよ？」
「じゃあ、お邪魔しようか」
阿「うん」
鷹)頷く
家
阿「はーちゃんお話できそう？」
鷹)首を振る
ちょっと震えてる？
阿「俺が話していい？」
鷹)頷く
「ごめんなさい…」
「いいの、無理しちゃうほうがだめだよ」
岩「そうそう、話そうとしてくれてありがとうね」
阿「じゃあ俺から話すね」
深岩「うん」
阿「今日ね？Aは精神的に調子が悪かったんだ
そういう時ははたくさんひっつきたくなるか、1人になりたくなるんだよ
で、今日は1人になりたいだった
そんな時にかまうと余計しんどくさせちゃう」
深岩「あ…」
「じゃあ」
阿「爆発したきっかけはラウールだけど原因は…ってことだね」
岩「俺ら…」
照と顔を見合わせた、2人の顔に映るのは後悔だった
でも後悔してばかりはいられない
2人で頷いて前を向く
「阿部ちゃん聞かせて」
岩「俺も聞く」
阿「A、今からあのお話だけど…」
鷹)阿部に手を伸ばす
阿)抱っこ
辛そうに手を伸ばしたAを抱っこする阿部ちゃんも辛そうでまた照と顔を見合わせた
阿「前にも話したけどAは色々やられたり言われたりしてた
それと元々持つものが重なって精神的に余計辛くなっちゃって病気になった」
深岩「っ！」
阿「今はもうかなり良くなって普段は大丈夫なんだけどたまに調子が悪くなるの
慣れてたのはそれで…」
「話してくれてありがとう」
岩「次からは俺らもいるから」
阿「うん」
鷹)不安そう
「はーちゃん俺んとこ来る？w」
岩阿「だめ！」
「なぁんでよ！w」
鷹)？
深岩阿「かわいーいー！」
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作者名：もちふわぬい | 作成日時：2023年4月3日 23時
