6 深澤side ページ33
阿「このぬいぐるみもガーゼケットと同じ安心グッズなんだよ」
佐「そなの？初めて見た」
阿「こういう時とか寝る時以外はあんまり人前に出さないの」
目「あの時は持ってなかったよ？」
阿「眠過ぎて限界だったからいらなかっただけ」
「人前で見せないってことはメンバーの前でも出さないようにしてた？」
阿「うーん、必要な時は出してるからそうでもないかなぁ
気にした部分もあって出さないようにしてたのもなくはないけどガーゼケットだけで落ち着けてたからだと思う」
ということはそれを使うくらいしんどい思いをさせてしまったということで…みんな同じことを思ったのか顔が歪んだ
目「あるほうがよりリラックスできるんだよね？
だったら俺はこれからは持っていても気にならないようにしたい」
全−鷹)頷く
これもみんな思ってることは同じだね
阿「はる？はるはどうしたい？」
困った顔して俯いたAはぬいぐるみを抱きしめて身体に力が入ってる
阿「はる」(手を伸ばす
「阿部ちゃん待って」
阿部ちゃんを止めてAの前に行ってしゃがむ
目線は合わないけど俺ほうを向いてくれた
「はーちゃん、はーちゃんの思ってることふっかさんにも教えてくれない？
ゆっくりでいい、ぐちゃぐちゃでもいい
もし、わからなかったらちゃんと言うからその時はもう1回お話してほしい
はーちゃんがいっぱい安心できるようにふっかさんがやれることやりたいんだ」
仲良くはなれたけど知らないことがまだまだある
なにより阿部ちゃんがいないと気持ちを聞けないのはお互いのためによくない
俺は…俺達は話すのが苦手なAが話しやすくならないといけない
ゆっくりと口が開いた
鷹「…こまる？…へん？」
「話してくれてありがとね？
俺達はなーにも困らない、全然変じゃない
気になることがあるなら持つのは俺らしかいない時だけにしたらいい
俺らの前では好きな時に持っていいし、眠たいな、寝たいなって思ったら持って寝たっていいんだよ？」
鷹「…ありがと」(ニコ
泣きそうな顔から笑顔になってそんなこと言うから俺が泣きそうになったw
ばれたらからかわれるからシーってしておいたw
真似したAは超かわいかったw
向「くまさんって車にも置いてるん？」
阿「ううん、これしかだめだから持ち歩いてる」
目「こんなかわいいAもっと早く見たかったな」
全−阿目鷹「わかる！」
渡宮(俺、見たことあるけどw)
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作者名：もちふわぬい | 作成日時：2023年4月3日 23時
