22日目 風邪 ページ41
○月□日(♡)
.
『ただいまー』
...
あれ、返事ない。
いるはずなんだけど...。
『シゲー、ただいまー。』
「...ん、おかえり。」
少し苦し気な声の彼。
その顔は何処となく赤く、熱があるようだった。
『どうしたの?熱?』
「ちょ、近いって..!」
私が近づいておでこに手をあてると、更に赤くなる彼。
『ふふふっ(笑)』
「笑うなよ...」
『ふふ、...じゃあ、とりあえずベッド行こ。』
彼を連れて寝室へ。
横になった彼はさっきよりも辛そう。
『晩御飯食べたの?』
「あ、いや、食欲なくて食べてない」
『食べなきゃだめだよ?お粥作ってくるから待ってて。』
「ん...」
私はすぐにお粥を作り、寝室に急いだ。
『シゲー、できたよー、...って、寝ちゃってる。』
ベッドを覗くと、彼は少し苦しそうな寝息をたてていた。
私はサイドテーブルにお粥とスポーツドリンクを置き、そっと彼の髪を撫でた。
『シゲ...、』
「...ん、」
『あ、ごめんね、起こしちゃった?』
「いや、俺も寝てた...」
彼はゆっくりと体を起こすと、サイドテーブルの横に腰掛けた。
『お粥今食べる?後にする?』
「今食べる、」
『じゃあ、はい。あーん、』
「いや、自分で食べれるからっ...!」
『いいから!ほら、あーん、』
「ったく...、」
『...どう?』
「うまい。」
『ほんと?よかったー...、』
「ん、次。」
照れ隠しなのか、彼は少し目線を逸らしながら口を開けて待っている。
『...ふふっ(笑)。』
「なんだよ、」
『ううん、なんでもない(笑)。はい、あーん。』
「...っ、」
『まだ恥ずかしい?』
「恥ずいに決まってんだろ...、」
『ふふっ(笑)。』
「...あ、そうだ。お前今日別の部屋で――――、」
『寝ないよ?いつも通りシゲの隣で寝る。』
「いや、うつったらマズイだろ...。」
『大丈夫だって、』
「それにうつったら俺へこむ...」
『それぐらいでへこまないでよ(笑)。はい、あーん。』
こうして私は彼にお粥を食べさせた後、処方されていた薬を飲ませた。
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千晴 - これが最後の書き込みです。 最後私ばかりが書き込んでもっちさんから何も返信無かったことが残念でした。 もちろん学校の入学準備等色々と忙しい毎日を送っているのかもしれませんが...。 もっちさんとは仲良くなれそうだなって思っていたのに本当に残念です。 (2017年4月4日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - 一つ前のコメント短い間ですけどこれ正しくは短い間でしたがでました。 すみません(>_<) (2017年3月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - 何度も続けてのコメントですみません(・_・;) 最後の最後まで私ばかりがコメントしてしまいすみませんでした。 短い間ですけどここでやり取り出来て良かったです。 ありがとうございました。 勉強と小説の更新の両立頑張って下さいね。 (2017年3月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - また続けてのコメントですみません(>_<) 本当に色々とありがとうございました。 (2017年3月28日 9時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - 続けてのコメントですみません...。 おはようございます(*^^*) やっぱりやり取り辞めましょう!! お互いに意見は噛み合わないしお互いに返信するのも遅いしこのままならいつまでたっても前に進まないので...。 また自分勝手なこと言ってしまいすみません(>_<) (2017年3月28日 9時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっち | 作成日時:2016年3月17日 2時