12日目 捕らわれた心 ページ20
▽月♡日(○)
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「あのさ・・・、膝枕、して・・・?」
ソファでテレビを見ながらくつろいでいた私の隣で聴こえてきた言葉。
普段はほとんど甘えてこないシゲからのお願いにちょっと驚く。
『今日は甘えたさんなんだね』
「ちげーよ。・・・いいだろ、別に」
『ふふっ。はい、いいよ』
シゲはごろんと横になると、私の膝に頭を預けた。
綺麗な黒髪を撫でてあげると、気持ちよさそうに目を閉じたシゲ。
「・・・やっぱお前の膝枕が一番落ち着くわ」
『・・・何、それ』
「ん?」
『それって、他の人にもこうやってしてもらったってこと?』
「ヤキモチ?(笑)」
『ちーがーいーまーすー!』
さっきまで甘えたがりだと思っていたら、今度は意地悪になった。
『もう知らないから!』
「そんな怒んなって」
すっかり拗ねた私を宥めるかのように、起き上がったシゲは私を抱き寄せた。
「他の人になんかやってもらってねーから」
『・・・ほんと?』
「本当。・・・だから信じてくれない?」
『・・・信じる』
「よかった」
そう言うと、ちゅっとキスをしたシゲ。
抱きしめられてキスをして。
気付けばさっきまでの気持ちも薄れ、優しいキスに心が溶けてしまうほど
夢中になっていた。
「・・・だから、そんな顔すんなって」
『・・・え?』
突然離れたかと思うと、顔を背けた。
「膝枕だけにしようとしてたのに、そんな顔されたら我慢できなくなるじゃん」
『そんな顔してないもん』
「お前は思ってなくてもしてるんだって」
そう言ってぐいっと近づくと、
「今はキスだけな?」
私の下唇をなぞるように触れていくと、今度は深くキスをした。
照れながらも甘えてみたり、意地悪になったり。
かと思ったら優しくて、男の顔になって。
彼に捕らわれた私は、彼に魅せられて、彼に魅了されていく。
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千晴 - これが最後の書き込みです。 最後私ばかりが書き込んでもっちさんから何も返信無かったことが残念でした。 もちろん学校の入学準備等色々と忙しい毎日を送っているのかもしれませんが...。 もっちさんとは仲良くなれそうだなって思っていたのに本当に残念です。 (2017年4月4日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - 一つ前のコメント短い間ですけどこれ正しくは短い間でしたがでました。 すみません(>_<) (2017年3月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - 何度も続けてのコメントですみません(・_・;) 最後の最後まで私ばかりがコメントしてしまいすみませんでした。 短い間ですけどここでやり取り出来て良かったです。 ありがとうございました。 勉強と小説の更新の両立頑張って下さいね。 (2017年3月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - また続けてのコメントですみません(>_<) 本当に色々とありがとうございました。 (2017年3月28日 9時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
千晴 - 続けてのコメントですみません...。 おはようございます(*^^*) やっぱりやり取り辞めましょう!! お互いに意見は噛み合わないしお互いに返信するのも遅いしこのままならいつまでたっても前に進まないので...。 また自分勝手なこと言ってしまいすみません(>_<) (2017年3月28日 9時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっち | 作成日時:2016年3月17日 2時