ヒロインの過去。―ジミン先輩が怖い理由。の巻― ページ12
(それは、ある日の放課後に起こった出来事)
ハナやジョングクくんと別れ
オッパを待ってようといつもの場所へ向かおうとしたら
『ミンさん』
ジミン先輩から呼び止められた。
「…はい、何ですか？」
『ちょっと付き合ってよ』
そう言いながら微笑んだ先輩。
けど、もう少しでオッパが来るから断った途端に表情が一変。
冷たい眼差しで、私を見つめた。
…これは、逆らえないパターンだ。
覚悟して、オッパに
Aごめんなさい、ちょっと出るの遅くなる…。
LINEを送ると、すぐに了解の返事が来て
それを確認したあと、スマホを鞄にしまい
ジミン先輩に向き直る。
「…大丈夫です」
『直ぐに済むから』
「分かりました」
手を引かれ連れて行かれた先は、体育館裏。
……一体、こんな所に、何の用があるのだろうか…。
不思議に思った瞬間、先輩は私のブラウスの襟を掴み、強く壁へと押し付ける。
「ちょっ、先輩！？」
先輩は、いつも笑ってて
凄く優しくて…
後輩や同級生全員からも慕われている…
けれど、今の先輩の
私を見る目は
普段の優しさとはかけ離れてる。
とても冷たくて
私を、見下すような視線。
『…君さ…あんまり調子に乗らないでくれる？』
……ああ、この人は
私が嫌いなんだ。
「……止めて、下さい。なんで、こんな事、するんですか…？」
どんな答えが返ってくるのか…分かってるのに聞いてしまう私は……相当な馬鹿だと思う。
『決まってるじゃん……
君の事が気になるから』
「…え」
『勘違いしないでね？気になるって言うのは…“目障り”って意味だから』
「…分かってます、そんな事」
『…それだけ、どうしても伝えたくて。
呼び止めてごめんね？』
そう言って私を解放し
普段の先輩の笑顔に戻る。
「…もう、行きます」
『うん、行って良いよ。
…あ、あと』
「…はい」
『…この事は、二人だけの秘密ね？
…もし誰かに話したら…
俺、君に何するか分かんないよ？』
口元に笑みを湛えてはいるが
瞳は、笑っていない…。
この日、初めて
彼の事を怖いと感じた。
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カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月24日 8時) (
レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉 - なんか皆さん私がモテてどうすんだ知ってて嬉しい w w w (2019年8月3日 19時) (レス) id: 6db86a0412 (このIDを非表示/違反報告)
団長の店 - ありがとうわたモテ。 (2019年2月12日 21時) (レス) id: 9412a332ce (このIDを非表示/違反報告)
armyアイス - わたしがもててどうすんだ好き (2018年12月6日 14時) (レス) id: 9a547eb5a4 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 私がモテてどうすんだのパロですか？ (2018年11月25日 10時) (レス) id: 01aff49125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうぉりしぴる
| 作成日時：2018年4月5日 21時
