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壁一面に男の血が飛び散り、男が壁を伝って崩れ落ちると、壁に一直線の太い線ができる。

女はそのままどこかへ歩いていこうとする。

『おい。』

「あら、まだ居たの?」

顔に返り血を付けた女は興味無さそうに言った。

『お前、誰だ。』

「……そうね。カイピリーニャ、とでも名乗っておくわ。」

カイピリーニャ。

確か、俺のコードネームのピンガにライムと砂糖、クラッシュアイスを入れたカクテルだ。

て事は、此奴も組織の幹部か。

『…そうかよ。俺はピンガだ。』

「知ってるわよ。」

『あ?』

「じゃなきゃ、ラムの側近なんて知らないでしょ。それに、カイピリーニャはピンガをベースにしたものよ。」

『そのくらい知ってんだよ。』

女___カイピリーニャは顔に着いた血を袖で拭った。

「いつまでそうしてるつもり?」

『あ?』

「ラムに報告しなくていいのかしら。」

『言われなくても分かってんだよ。』

俺は舌打ちしてスマホを取り出す。

それを見た女は何も言わずに歩き去っていった。

カイピリーニャ……。

初めて聞いた幹部のコードネーム、初めて見た姿。

ラムなら何か知ってるだろうか。

《任務完了》

それだけ打ってラムに送信する。

すると、すぐに返信が来た。

ラム《お疲れ様でした》

《1つ聞きたい事がある》

ラム《なんですか?》

《カイピリーニャってのはどんなやつだ》


______

ピンガはラムにも敬語を使わなさそう…

解釈違いでしたらごめんなさい!

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星海月(プロフ) - ガベーラさん» 私も沼りました!頑張ります! (2023年4月24日 19時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
星海月(プロフ) - アイスクリームさん» ありがとうございます!頑張りますね! (2023年4月24日 19時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
ガベーラ(プロフ) - ピンガ本当かっこよかったです!!ピンガのお話読めるの楽しみです! (2023年4月21日 18時) (レス) @page1 id: 83b0960623 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリーム(プロフ) - 嬉しいです。 映画を見てピンガが好きになったのにあまり小説がないので、凄く楽しみです。 更新楽しみにまってます☺️ (2023年4月21日 17時) (レス) id: b3edc84775 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星海月  | 作成日時:2023年4月20日 15時

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