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ーAsideー
長椅子に座って、スマホを見る。
あとどれくらいかしら。
次の便で来る？
それとも今の便？
トークアプリを開いたまま、じっと動かない。
ルパン「お久しぶりです、お姫サマ？」
『ｯ』
耳元で声がして心臓が跳ねる。
振り返れば、眼鏡をかけた優男。
『まぁた不正入国？』
平静を装って聞く。
嬉しいのを顔に出したら揶揄われる。
ルパンなら絶対に揶揄ってくる。
優男の面を被ったルパンは背もたれを飛び越えて隣に座った。
ルパン「まぁなぁ〜。ほら、俺っち人気者だから。」
『悪い意味でね。』
ルパン「はい、これ土産。」
紙袋を手渡される。
海外の土産屋のロゴ。
これ、ルパンの手作りね。
袋を開ければ、青い宝石が3個入っていた。
ルパン「そんないっぱいは要らないだろ？」
『えぇ。ありがとう。』
よく分かっている。
私はジャラジャラするほど宝石が欲しいわけじゃない。
ただ、観賞用に欲しいだけだ。
ルパン「さぁ、Aちゃん…！再会のチューしましょ！」
ガバッと肩を掴まれて、タコの口をしたルパンは顔を近づけて来る。
私はそのルパンの顔を手で止める。
『いやよ。私、その顔の男と恋人になった覚えはないの。私が好きな顔は猿顔のイケおじよ。』
ルパン「猿顔は余計だけどな。イケおじなのは当たり〜♡おじさんじゃねぇけど。」
顔を暗くさせ、そして笑顔になり、かと思えば暗くなる。
本当、ルパンと居ると飽きないわ。
『さ、トイレ行って、さっさとその顔剥がして私のダーリンの顔、見せてくれる？』
ルパン「喜んで〜♡」
今にもスキップしそうな雰囲気でトイレへ行った。
全く。
あの面被ったままキスしたら、拗ねるのは自分のくせに。
俺じゃねぇやつとチューするなよ、って言うくせに。
『…ん？』
空港内に見慣れた色のコートの男。
目を凝らしてよく見ると……。
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星海月(プロフ) - ヨイチさん» いや、あの本当、ほとんどの作品を完結させてなくてすみません…。そのくせ次から次に作品増やしてごめんなさい…。ルパコナで喜んでいただけているのなら幸いです…！ (2023年3月27日 13時) (
レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
星海月(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2023年3月18日 23時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2023年3月18日 22時) (レス) @page20 id: c0f0373936 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - 千鶴さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2023年2月21日 22時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
千鶴 - ルパン三世との恋路…！これからも楽しみにしてます！ (2023年2月21日 20時) (レス) id: e2e85b2e37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星空海月 | 作成日時：2023年2月13日 23時
