ルパン三世専属記者

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《茶化さないで。で、なんなのよ？あのお宝。どうせ私にも協力して欲しいんでしょ。》

『ご名答！流石Aちゃんだぜ。』

《調べてみたけど、特に何もなさそうよ？》

『まぁまぁ。それはまた今度話すぜ。んで、そのお宝、今は日本にあるらしいんだけっどよ。そっちでなんか聞いてるか？』

カタカタ、とキーボードの音が聞こえてくる。

パソコンで見てるのか。

《えぇ。なんでも裏社会のオークションで売られるらしいわ。当然こっちに来るのよね？お土産よろしくね。》

『あらら？何が欲しいの？』

《私は不二子と違って値段には興味無いの。綺麗ならなんでもいいわ。でもまぁ、強いて言うなら今回は青色の宝石がいいわね。お願いできる？ルパン。》

『お姫様のお望みとあらば、この俺様が叶えないわけないだろ？日本で待っててね〜、Aちゃ〜ん♡』

《待ってるわよ。………気を付けてきてね。》

声を少し低くして言った後、電話を切られる。

いつも心配してくれてる、ってか？

だけど、俺に泥棒を辞めろ、なんて言わない。

俺が頼めば協力してくれる。

ほんと、何処まで良い女なんだよ。

『そんな愛しい愛しいAちゃんの為に、いっちょやりますかぁ。……待ってろよぉ？A。会えてない1週間分、たぁっぷり愛してやるからな。』

携帯の待受画面に映るAにキスをする。

会いたい気持ちと、ほんの少しの虚しさが残る。

さて、次元達にも協力してもらおうか？

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