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促されるまま私の隣に座った。
『あ、そう言えばさ、松田。』
陣平「ん?」
『この間の書類、ここ誤字ってるよ。』
陣平「マジ?」
『マジ。ほら、ここ。』
鞄から書類を出して松田に見せる。
『ここと…ここ。同じ間違いしてる。』
陣平「戻ったら直さなねぇと…。」
透「………貴方達、距離が近いと言われませんか。」
『え?』
松田を見ると、鼻先が触れそうなほど近くに顔がある。
『…まぁ、いつもの事だし。』
私は体制を戻して顔を離す。
陣平「気にする事でもねぇだろ。じゃ、取り敢えずこの書類はいったん預かるわ。」
『はいよー。』
手渡すと、松田の手と私の手が触れる。
陣平「うわ、冷た。」
『松田が暖かいんだよ。子供体温だから。』
松田は私の手を握る。
透「………………。」
降谷、そんな目で見ないで。
言いたいことは分かる。
好きな人相手に随分と冷静だなって言いたいんでしょ?
分かるよ、私でも思うから。
でもね、これを何年も何年もされてると、当たり前になるんだよ。
陣平「お前、この時期になると昔から手ぇ冷えるよな。」
『冬なんて氷だって言われるし。』
陣平「だからって俺の首に触るのやめろよ。」
『だって暖かいんだもーん。触ったら変な声出るよね。"ひぇあっ!"て。』
真似をすると、カウンター越しから吹き出すような笑い声が聞こえてくる。
陣平「テメェも笑ってんじゃねぇっ!!」
『あはははっ!』
透「ふ、っ、す、すみませ…っ」
降谷は震える手でカウンターにオムレツとナポリタンを置いた。
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星海月(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!私の作品で幸せを感じて頂けたんですね!それを聞いて私も幸せになりました!生存ifが納得いく物になるように頑張りますね! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - はじめまして!とても良かったので思わず初コメ失礼します!最後のシガーキス、切ないながらちゃんと幸せも感じられるような、なんだか不思議な幸せを味わえました…。(語彙力)松田推しなので、生存ifも楽しみにしてます!(泣 (2023年3月21日 10時) (レス) @page20 id: cc0d0ef556 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - まみこさん» ありがとうございます!優しいお姉ちゃんの彼氏も読んでくださったんですね!番外編ですね、頑張ってみます。(返信遅れてすみません…) (2023年2月20日 20時) (レス) @page4 id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 応援してますぅううううう!!あと優しいお姉ちゃんの彼氏も是非番外編作って欲しいですっうう!!(なんかウザくてすみません) (2022年12月14日 17時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星空海月 | 作成日時:2022年12月14日 17時