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美和子《松田くん!橋本さん!大丈夫!?》
陣平「まぁな。それより、今の揺れで妙なスイッチが作動しちまった。」
美和子《えっ!?大丈夫なの!?》
陣平「あぁ。こんなの3分ありゃ…あ?」
美和子《『どうしたの?』》
私と佐藤さんの声が重なる。
陣平「…【勇敢なる警察官よ。君の勇気を称えて褒美を与えよう。もう一つの、もっと大きな花火のありかのヒントを表示するのは爆発3秒前。健闘を祈る】これがたった今、液晶パネルに表示された文章だ。」
嘘…。
美和子《じゃ、じゃあ… 》
陣平「おっと、そろそろ電池が切れそうだ。じゃあな。」
松田は無理矢理電話を切った。
『…多分、何処かの病院だよね。』
陣平「あぁ。暗号にあった、円卓の騎士って言や、中世ヨーロッパの騎士だろうからな。あの頃の騎士は大抵、十字がデザインされた仮面を付けてたからな。」
問題は、何処の病院か。
問題を見る前に爆弾を解体するのは簡単だけど…。
大勢の人の命が人質に取られている。
2人の命と、大勢の命。
どちらを犠牲にするかなんて、私と松田の考えてる事はきっと、同じだ。
陣平「……悪ぃな、A。」
『…ん?』
陣平「巻き込んじまった。」
『…なーに言ってんの。松田を1人で死なせるよりかはマシ。』
陣平「……呼べよ。」
『え?』
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星海月(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!私の作品で幸せを感じて頂けたんですね!それを聞いて私も幸せになりました!生存ifが納得いく物になるように頑張りますね! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - はじめまして!とても良かったので思わず初コメ失礼します!最後のシガーキス、切ないながらちゃんと幸せも感じられるような、なんだか不思議な幸せを味わえました…。(語彙力)松田推しなので、生存ifも楽しみにしてます!(泣 (2023年3月21日 10時) (レス) @page20 id: cc0d0ef556 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - まみこさん» ありがとうございます!優しいお姉ちゃんの彼氏も読んでくださったんですね!番外編ですね、頑張ってみます。(返信遅れてすみません…) (2023年2月20日 20時) (レス) @page4 id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 応援してますぅううううう!!あと優しいお姉ちゃんの彼氏も是非番外編作って欲しいですっうう!!(なんかウザくてすみません) (2022年12月14日 17時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星空海月 | 作成日時:2022年12月14日 17時