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陣平「A。」
『うん。』
私は車の鍵を持って走る。
美和子「ちょっ、待ちなさい、貴方達!」
佐藤さんの声が聞こえるが、無視して車へ走る。
運転席に乗り込めば、少し遅れて松田が乗ってくる。
『場所は杯戸町ショッピングモールの大観覧車であってるよね?』
陣平「あぁ、急げ!」
『勿論。舌、噛まないでね。』
私はアクセルを思いっきり踏んだ。
大観覧車に着き、私達は走って、降りてきた72番のゴンドラに乗る。
『ビンゴ。』
座席の下に空気口があり、その隙間から何かが光っているのが見えた。
私は先に乗り込む。
制御室から煙が出ているということは、恐らく犯人に壊されたのだろう。
陣平「…円卓の騎士は待っていなかったが、代わりに妙な物が座席の下に置いてあるぜ。」
任三郎「ま、まさか爆弾!?」
美和子「ちょ、ちょっと松田くん、橋本さん!?」
陣平「大丈夫。こういう事はプロに任せな。」
松田はゴンドラのドアを閉める。
『今の、名言だったんじゃない?』
陣平「さぁな。」
空気口のネジを外せば、爆弾が顔を出す。
『……多分、水銀レバー。』
陣平「だな。Aは座ってろ、俺がやる。」
『りょーかい。』
私は爆弾が仕掛けられてる席の向かい側に座る。
暫く弄っていると、爆発まであと5分くらいにななった時、ガタンッと揺れる。
『っと、』
陣平「大丈夫か?」
『うん。』
電話がかかってきた。
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星海月(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!私の作品で幸せを感じて頂けたんですね!それを聞いて私も幸せになりました!生存ifが納得いく物になるように頑張りますね! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - はじめまして!とても良かったので思わず初コメ失礼します!最後のシガーキス、切ないながらちゃんと幸せも感じられるような、なんだか不思議な幸せを味わえました…。(語彙力)松田推しなので、生存ifも楽しみにしてます!(泣 (2023年3月21日 10時) (レス) @page20 id: cc0d0ef556 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - まみこさん» ありがとうございます!優しいお姉ちゃんの彼氏も読んでくださったんですね!番外編ですね、頑張ってみます。(返信遅れてすみません…) (2023年2月20日 20時) (レス) @page4 id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 応援してますぅううううう!!あと優しいお姉ちゃんの彼氏も是非番外編作って欲しいですっうう!!(なんかウザくてすみません) (2022年12月14日 17時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星空海月 | 作成日時:2022年12月14日 17時