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11月7日。

萩原が死んで、3年が経った。

早いものだ。

大事な人が居なくなっても日々は続いていく。

時間とは、本当に非情なものだ。

私は萩原の墓の前に立っていた。

……もしかしたら、今日、警視庁に何かが届く。

3年前から警視庁にFAXで届く数字。

去年は1だった。

なら、今年は0。

何事も起きなきゃいいんだけど。

私は2本の煙草を取り出して、1本を咥える。

『……陣平居ないから、火ぃないわ。…萩原、ライター借りるね。』

2本の煙草に火をつけて、1本を線香の横に置いて、もう1本を吸う。

お花が添えてあるってことは、松田達は昨日来たのか。

…あれ、私誘われてないんだけど。

仲間はずれ??

……まぁいい、警視庁に戻るか。

『じゃあね、萩原。来れたらまた来るよ。』

車を運転して警視庁に戻る。

いつも通り書類を処理していると、松田が帰ってきた。

『おかえり。』

陣平「おう。…A、今日は…」

『分かってる。私も一緒に行動するよ。』

陣平「話が早くて助かるぜ。」

松田は煙草に火をつける。

陣平「Aは吸わねぇのか?」

『吸わないのって…ここ禁煙。』

陣平「良いじゃねぇか、たまには悪さするもんだぜ。」

『…じゃ、吸っちゃお。』

煙草を咥えれば、陣平は慣れた手つきで私の後頭部に手を回して煙草同士を触れさせる。

そしていつも通り、私の煙草に火がつくと、とても優しい眼差しで見つめてくる。

その後にクルクルと私の髪を、その長い手で弄ぶ。

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星海月(プロフ) - ぷりんさん» ありがとうございます!私の作品で幸せを感じて頂けたんですね!それを聞いて私も幸せになりました!生存ifが納得いく物になるように頑張りますね! (2023年3月24日 8時) (レス) id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - はじめまして!とても良かったので思わず初コメ失礼します!最後のシガーキス、切ないながらちゃんと幸せも感じられるような、なんだか不思議な幸せを味わえました…。(語彙力)松田推しなので、生存ifも楽しみにしてます!(泣 (2023年3月21日 10時) (レス) @page20 id: cc0d0ef556 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - まみこさん» ありがとうございます!優しいお姉ちゃんの彼氏も読んでくださったんですね!番外編ですね、頑張ってみます。(返信遅れてすみません…) (2023年2月20日 20時) (レス) @page4 id: 479756ea9f (このIDを非表示/違反報告)
まみこ(プロフ) - 応援してますぅううううう!!あと優しいお姉ちゃんの彼氏も是非番外編作って欲しいですっうう!!(なんかウザくてすみません) (2022年12月14日 17時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星空海月  | 作成日時:2022年12月14日 17時

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