萩原カップルのL〇NEのやりとり

キッドと匂い ページ8

Aねぇ、萩原くん。1つ聞いてもいい?
研二なになに?なんでも聞いて!
A今日のさ、キッドの予告状についてはご存知で?
研二うん。二課の方が騒いでたよ。
A今日、現場に居ないよね?
研二勿論。今日は警視庁で書類処理だよ。
Aだよね。
研二うん。どうして?
A園子ちゃんに誘われて現場に居るんだけど
A萩原くんが居るんだよね。
A隣に
研二それ、俺じゃない
A知ってる。分かるよそれくらい。
Aだから中森警部に言い付けた。お手柄でしょ。
研二偉いけど危ないなぁ
Aえ?キッドって危害加えたりしないんでしょ?
研二だとしても、相手は怪盗だし。
Aごめん、前言撤回
A危害加えられた。
研二えっ!?何されたの!?
A手の甲にキスされた
研二ちょっと聞き捨てならない。
A園子ちゃんはキャーキャー言ってるけど
研二迎えに行くから待ってて
Aはーい




研二「Aちゃん！」

『…本当に萩原くんですか。』

研二「え！？本物だよ！？」

『ちょっと失礼。』

Aは萩原のジャケットの匂いを嗅ぐ。

『うん、本物だ。』

研二「で、何処キスされたの。」

『ここ。』

萩原は、Aの手の甲にキスをする。

研二「消毒。」

『ふふ』

研二「でもなんで俺じゃないってわかったの？」

『煙草の匂いがしなかったから。』

研二「それだけで分かるの？」

『萩原くんが本物か偽物くらいわかるよ。』

研二「……好き。」

『知ってる』

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