Ⅳ.無口少女は実力派エリートの妹だった！？【ワールドトリガー】 (ページ10)

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前回の話では公園に向かう途中で師匠が消えたと言いました。

今、公園にいるんだけど師匠が見当たらない

いや、当たり前なのか？

莉信さんは横で困った顔をしている

師匠はどこに行ったのだろうか？

これ以上莉信さんを心配かけるわけにはいけないよな

あ「私、探して来ますね！莉信さんはあそこの日陰で待っていてください！」

莉「え！そんなの悪いわ。智稀さんが勝手に消えるのが悪いんですもの。

すぐにくるわよ……ほら、来たわ」

莉信さんはそう言った後に指を指したのでそちらの方向を向いてみると本当に師匠が来ていた

深「いや～すまんな。道端にかわええ猫ちゃんがおったもんやから、ついそっちに向かって行ってしもうたわ」

人が心配をしたのにそんなことを知らない師匠が笑いながらやってくる

あ「ちょっと師匠！ふらふら歩くのやめてくださいよ！」

深「いや、ほんますまん。だからそんな目からビーム出すような目で見んのはやめてくれんか？」

あ「私はそういう目でっ…！」

師匠がふざけたことを言うので違うと言おうとしたが

私の後ろで立っている莉信さんの顔をみるとそんなことを言っている場合ではなかった

本当に目からビームを出しそうな勢いで師匠を睨んでいる人がいた

なんて言うんだろうか

よくある、顔は笑っているのに目がすごいお、怒っている顔

やばそうだ

莉「ごめんね、Aちゃん。すこーし待っててくれる？」

あ「はい！待ってます」

私はすぐに離れてその様子を見ていたが莉信さんを怒らすのはやばそうだと思った

ちなみに時は極々と過ぎているわけで…

真上にいた太陽は少しずつ傾いていた

迅「あらら、今日の特訓はなさそうだな」

悠兄が参加するぐらいなのだ

迅「長引きそうだから、コッチで基礎でもしておくか」

あ「あれはほっといてもいいの？」

迅「下手に突っ込まない方がいいこともあるんだよ」

ちなみに終わったのは空がオレンジ色に染まっている時だった