Ⅴ.無口少女は実力派エリートの妹だった！？【ワールドトリガー】 (ページ35)

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再び本部

昼間は師匠に怒られるし…

ブースに行くために廊下を歩いている。ちなみに楓翔と師匠は二人で本部の探検に出た

本来一人で師匠が行くつもりだったらしいが道がよくわからないため楓翔が一緒について行っているのだ

そのため私は必然的に一人である

一人だと一人で考え込む時間ができ、思わずため息が出てしまう

迅「どうした、A？ため息なんかついて…もしかして、智稀さんに怒られたか」

あ「どうせ見えてるんでしょ」

迅「智稀さんは変わらないなぁ」

あ「そうだね。そうだ、悠兄」

迅「なんだ？」

あ「みんなが来るまで私とやろ」

迅「だと思った。Aも智稀さんと似て負けず嫌いだよな」

あ「認めます。なので戦ってください」

迅「おう、まあもう10分でくると思うから5本するか」

あ「やった！」

ブースに急いで入り、悠兄の番号を選ぶ

あ「はやく始めよう！」

この時の私はすごくおかしかった気がする

そして…

あ「よっし！5本終わった、ギリギリ勝った！」

迅「あー負けた。俺も智稀さんに鍛えてもらおうかな…」

あ「昔みたいに？」

迅「うん。忍田さんや太刀川さんでもいいと思うんだけど、オレの戦い方はやっぱり智稀さんに似てるというか」

あ「智稀さんに叩き込んでもらったからね」

迅「そうだな」

悠兄が笑ってる。そういえば悠兄と話して笑いあったの

迅「にっこりしたな」

あ「見ないで」

智「二人してなににやついとんねん」

声が来た方をみると師匠と楓翔、荒船隊や諏訪隊の皆さんがこちらを見ていた