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事故りました。6 ページ7

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赤葦side



木葉さん達と別れた後、俺は保健室へ向かった。

午後の授業……5時限目と6時限目はそこで休もう…


俺は保健室の扉に手をかける。

と、ふとその時。

こんな事が頭をよぎった。



「 もしかしたら栗山さんが居るのではないかと 」



どうしよう、俺は扉から手を離し考える。

保健室より屋上で休んだ方がいいかな……。鉢合わせとか絶対嫌だし。

でも今日は太陽が出ていながらも涼しい風が吹く、とても心地良い天候。

休むには最適……


俺が「 うーん… 」と唸りながら、うろちょろしていると、保健室の扉が開いた。



「 あら、赤葦くんだったの 」



中から顔を出したのは保健室の先生。

どうやら俺がうろちょろしていることに気づいたらしい。

「 どうしたの?怪我?体調不良?」と尋ねてくる先生に、俺は考える暇もなく「 体調不良です… 」と答える。



「 そうなの、じゃあ入って 」



先生がその場から離れる。



───その瞬間、俺は両目を見開いた。



なんと、先生が元立っていた場所の後ろに…………



「 …!! 」



栗山さんが座っていたからだ。



「 栗山さんも、赤葦くんがここに来るちょっと前に体調不良で来たのよ 」



「 偶然ね 」

ふふ、と笑う先生。


いや、先生全然笑い事じゃないです。

俺が一番恐れていた出来事が起こりましたよ?



「 じゃあ2人とも、ベッドで休んでね 」



先生に連れられ、隣同士のベッドに寝る俺達。

間に仕切りとしてカーテンがあって良かったけれども…

…なんか、ねぇ?


別に嫌って訳じゃないんだけどさ、色々と気まずいよね。



……人ってなんで2択を外すんだろう…。

そういう生き物なのかな…







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朱桜馨(プロフ) - 頑張れ主人公ちゃん…!!赤葦…!!更新、楽しみに待ってます…!! (2020年11月18日 20時) (レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
もた(プロフ) - 葉月蛍夏さん» 閲覧&コメントありがとうございます…♪そう言っていただけると、とても励みになります(*`・ω・´)期待にお応えできるよう、これからも更新頑張りますね…!! (2017年11月5日 15時) (レス) id: c17bc93c23 (このIDを非表示/違反報告)
葉月蛍夏 - コメント失礼します!作品読ませていただきました。毎日楽しんで読ませていただいてます!これからも無理せず頑張ってください!応援しています。 (2017年10月31日 19時) (レス) id: 83664c9b54 (このIDを非表示/違反報告)
もた(プロフ) - せんべいさん» 閲覧&コメントありがとうございます♪ご期待に添えられるようなお話になるよう、頑張りますね…! (2017年9月19日 3時) (レス) id: c17bc93c23 (このIDを非表示/違反報告)
もた(プロフ) - ウピルさん» 閲覧&コメントありがとうございます!ゆっちゃんの恋編…良いですね…!新作としてか、またはこの小説でちらっと出てくるのか…まだ分かりませんが検討してみますね♪ (2017年9月19日 3時) (レス) id: c17bc93c23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もた | 作成日時:2017年9月6日 0時

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