事故ってました。26 ページ27
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木葉side
時は少し遡り、4時限目終了のチャイムが鳴った数分後。
「 うぇーい、赤葦ー 」
俺は赤葦の居る教室へ足を踏み入れる。
すると、教室内が少しざわついた。
「 あの人って赤葦くんがアレした時に隣に居た… 」
「 意外とイケメンな先輩だよね 」
俺まで噂されてんのか。
って今イケメンって言われてなかった？え、気のせい？
まぁ、そんなことは置いといて…
「 大変だネ、赤葦クン 」
「 嫌味ですか……てか、元々アンタらのせいでしょ… 」
机に突っ伏していた赤葦が起き上がる。
「 嫌味じゃねーよ、労ってんのー。あ、昼飯一緒に食べよーぜ。木兎は他の奴と一緒にどっか行っちゃったし、小見は委員会だから暇なんだよ 」
「 …教室外に出たくないです 」
ぶすっと膨れて、窓の方を向いてしまった赤葦。
んー、しょうがねぇか。
「 じゃあ俺が何か買ってきてやるからココで一緒に食おーぜ。赤葦、何食いたい？ 」
そう尋ねると、赤葦は顔の向きを変えないまま…
「 おにぎり 」
と一言。
どこのお嬢様だよ。
まぁ、俺が悪いんですけどネ…
「 へいへーい 」
俺はそう言って、教室を出た。
「 ( 結構視線感じるなー、噂って怖い ) 」
そんなことを思いながら廊下を歩いていると…
「 うおっ！？ 」
「 …！ 」
誰かとぶつかった。
思わずしりもちついちゃったよ、はずい。
「 あっ 」
と、ぶつかった相手が声をあげた。
俺はその声で顔をあげる。
目の前に突っ立っていた女は、何かを思い出したような顔をしていた。
ん？なーんかこの顔、見たことある気がする…？
「 あっ 」
思い出した…！！
この女、赤葦が触っちゃった栗山チャンの隣に居た子じゃね…！？
すごい顔怖かったあの人！！
互いに見つめ合っていると、周りからの視線が痛くなってきたので隅の方に避難した。
「 えーと、君、アレだよねアレ 」
俺のこと思い出したような顔してたし、この言い方で分かんだろ。
そんな気持ちで声をかけると…
「 アレですけど、なんすか？ 」
眼力パネェ、ヤンキーかよお前。
ってか、触ったの俺じゃないじゃん！！
そのことを口にすると、「 連帯責任 」と何とも理不尽なことを言われた。
何なんだ、コイツ。
…と、その流れからお互い軽く自己紹介をした。
お？これは栗山チャンの好きな人を訊くチャンスなのでは…？
俺が一肌脱いでやるぜ、赤葦！
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朱桜馨(プロフ) - 頑張れ主人公ちゃん…!!赤葦…!!更新､楽しみに待ってます…!! (2020年11月18日 20時) (
レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
もた(プロフ) - 葉月蛍夏さん» 閲覧&コメントありがとうございます…♪そう言っていただけると、とても励みになります(*`･ω･´)期待にお応えできるよう、これからも更新頑張りますね…！！ (2017年11月5日 15時) (レス) id: c17bc93c23 (このIDを非表示/違反報告)
葉月蛍夏 - コメント失礼します！作品読ませていただきました。毎日楽しんで読ませていただいてます！これからも無理せず頑張ってください！応援しています。 (2017年10月31日 19時) (レス) id: 83664c9b54 (このIDを非表示/違反報告)
もた(プロフ) - せんべいさん» 閲覧&コメントありがとうございます♪ご期待に添えられるようなお話になるよう、頑張りますね…！ (2017年9月19日 3時) (レス) id: c17bc93c23 (このIDを非表示/違反報告)
もた(プロフ) - ウピルさん» 閲覧&コメントありがとうございます！ゆっちゃんの恋編…良いですね…！新作としてか、またはこの小説でちらっと出てくるのか…まだ分かりませんが検討してみますね♪ (2017年9月19日 3時) (レス) id: c17bc93c23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もた | 作成日時：2017年9月6日 0時
