Story6 ページ6
「あー、やっぱり負けたじゃんー
分かってたことなのにー」
結局発表会の勝負は男子チームの勝ちで、
私はカラオケをおごる羽目になった。
「ゆっとくけど、隆弘の分だけだからね！
私中学生なんだからお金ないんだから。」
真「えー、俺もおごってもらう気満々やったのにー！！」
千「えー、私もー！」
「早くいくよ。」
いつも発表会の後は四人でカラオケに行くことがお決まりみたいになってる。
私が歌ってると絶対隆弘がハモってきて
それが心地よくて
奢らないといけないことなんてどうでもよくなるんだよね。
千「さあ、もういい時間だし帰ろうか！」
「そうだね。隆弘戻ってきたら帰ろう。」
真「長いトイレやな、気張りすぎて倒れてへんか。」
隆「誰がだよ。ごめんお待たせ、帰ろっか」
他愛もない会話をして立ち上がる。
「あれっ、伝票は？誰か持った？」
隆「お金ならもう払ったよ」
「え、なんで？私が払わなきゃダメじゃん負けたんだし」
隆「あんねーA、俺が本気でお前に奢らすとでも思ってたわけ？
そんなことできる訳ないでしょ。
ちなみにお前らは払えよ！」
千「なんでー！今にっしーめっちゃいい奴ぅって思ったのにー！」
真「俺も！今ちょっと好きになりかけたのにー！」
隆「俺が優しくするのはAだけって昔から決まってんの！
はい、うだうだ言ってないで早く払う！」
「私も払うよ、悪いし。」
そう言って財布に手を当てた私の手を止めて
耳元で呟く。
"歌だけの勝負だったら完全に俺の負けだもん。
今日の歌本当に最高だったよ。"
うかつにも照れてしまって赤くなっている顔を二人に見られないように
さりげなく前に立って隠してくれる
君のさりげない優しさも
ちゃんと気づいてたよ。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (
レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます！ (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mosso | 作成日時：2016年5月27日 10時
