Story49 ページ49
君の言葉が理解できなくて私はただただ
君に抱き締められたまま立ち尽くしていた。
仁「もしかしてお前らさっき話してたのこいつの話?」
後「そうですよ!今日ニュースでやってたんです!」
こそこそと話しているのが聞こえてくる。
「どういうこと?」
やっと冷静になってきて、君に問いかける。
隆「ライブの最終日にファンの皆に言ったの。
プロポーズしてくるって。」
「あんたアイドルでしょ?そんなことしたらファン逃げちゃうよ…」
隆「そうかもしれないけど、俺は俺のファンの子達を信じてるから。見た目とかそんなんじゃなくて、俺の歌が好きって思ってくれてる人がいるって信じてる。」
「でもそんなのあんた一人の問題じゃないじゃん…」
隆「あーもーごちゃごちゃうるさいな。
Aはどうなの?俺のことどう思ってるの?」
どうってそんなの。
答えは決まってる。
でも…
隆「お願い、正直な気持ち教えて。
俺絶対守るからAの事。」
言っていいの?
隆「A、世界で一番愛してる。
もう一回俺に着いてきて欲しい。」
「私だって…ずっと忘れたことなんてないよ…」
"大好き"
そういいきる前に君は
今度はつぶれてしまいそうなほど強く私を抱き締めた。
好きなんて言葉
もう一生言えないって思ってた。
伝えることができるって
それだけでこんなに幸せなことなんだね。
隆「じゃあ早々にこっち来てよ。一緒に住もう。」
「や、無理だから。そんないきなり仕事辞められないし。」
隆「えー、じゃあいつなら辞められるのー」
さっきまでの甘々な空気はどこへいってしまったのか。
隆「とりあえず俺、仕事あるから一旦帰るね。」
「っえ何、それ言うためだけに来たの?」
隆「そうだよ。」
時間もお金もなんてもったいないことするんだ、なんて思っていたら
隆「Aに会うためならもう何だって惜しくないよ。」
「ばか…」
君は笑って帰っていった。
そのあと、その場にいた後輩たちに質問攻めにされたことは言うまでもない。
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます! (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mosso | 作成日時:2016年5月27日 10時