Destiny?(T.nishijima)

Story5 ページ5

真「やっぱAの歌やばいなあ…
　 俺今鳥肌止まらへんもん！」


隆「あいつのなにがやばいって
自分があそこまで歌がうまいってこと
気づいてない所だよな。」



小さい発表会だけど、
クラスの暇な奴らとかが見に来てて
皆惚れ惚れした顔であいつの事見てる。



本人は自覚してないけど、
顔も可愛いし、歌うまいし、性格はサバサバしてて
付き合いやすいし想像以上にモテている。



ずっと一緒にいた俺らだけど、
周りの目を気にしだしたAが
一緒にいてくれなくなった時期があった。



それが嫌で、俺はダンススクールに入ると言った。




あいつなら絶対一緒に入るっていう確信があったから。



昔からよく一緒に歌っていたから
歌がうまいのは分かってた。



でもAの歌声しか聞いてなかったから
このスクールに入って初めて気づいたんだ。






君がこんなに周りよりも歌がうまいってこと。






その声をみんなが聞いていると思うと、
イラつく気持ちもあるけど。




君は俺しか見てないって
俺しかいないって自信があったから。



目を閉じて君の声だけを聴いてたよ。

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