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Story40 ページ40

千「ちょっと真ちゃん!私のジュース飲んだでしょー!」



真「ちょっと飲んだだけやん、ごめんってー」




この世界に入って10年がたとうとしていた。
相変わらずあの二人はあんな感じで



本当にそんなに時間がたったのかと
思えてしまう。




宇「どうしたにっしー、元気ないぞ」


隆「いや、あいつら仲良しだなって思って」


宇「ほんとにねー、よく飽きないよねー」



千晃と真司郎が付き合っていることは
デビューして何年後かにはメンバー全員に打ち明けていたから


周知の事実だ。



ほんと仲のいいメンバー達だけど、
宇野とは特別仲良くしててよく二人で出掛けたりしてる。



付き合ってるんじゃないかとか言われるけど
それだけはない。



宇「そういやにっしーさぁ、
こないだのブログで恋が始まりそうになったことはあったけど結局ダメだったみたいなこと書いてたけどそんなことあったの?
初めて知ったんだけど!」




隆「いちいち言わないでしょそんなの。」



宇「えー、なんか寂しいー。教えてよー」



千・真「えー何々なんの話ー?」



隆「うるせっ」





この10年何もなかった訳じゃない。
ほんとに好きになりそうになった事もあった。



けど結局仕事の事、
自分のやりたいことで頭が一杯で




その時間を割いてまで付き合いたいとまで
思えなかった。



それだけ。




いや、そうじゃない。



それよりもっと
どうしても忘れられない君のせい。




あの時、君に別れを告げなければって
思ったときもあった。



でも何度思い返しても結局
あの時の選択は間違っていなかった



と思う。




歌をやっていくって決めた時点で
こうなることは決まっていたんだから。




宇「また昔の彼女の事思い出してるんでしょ?」



隆「んー、まぁね。」



Aの話は千晃達にはしなかった。
絶対気使わすことになるから。



でも宇野には全部話した。




昔の俺たちの事知らないから





宇「珍しい、否定しないんだ。」



隆「俺、歌やってなかったらもう絶対結婚して子供いるわ」


宇「何急にー!そんなに好きなら探せばいいの
に」



隆「俺守ってやれる自信ないもん。」




"とんだへたれだね"




そう俺はただ逃げただけ。



守ってやるって






たったその一言が言えなかった。


それだけだ。

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作品ジャンル:恋愛
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます! (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mosso | 作成日時:2016年5月27日 10時

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